2019年7月3日水曜日

お詫びのフィナンシェ、薬手帳シール届く

 5月に今シーズン2度目のインフルエンザにかかった際、処方薬を購入した薬局で薬のシールを要求したら、お薬手帳がないから発行できないといわれ、抗議の手紙を書いた。すると、2日後、薬局から電話がかかってきた。手紙を出した本社ではなかった。処方してもらうときに、スマホ番号を書いているから、それで連絡してきたんだろう。


「シールを送ってくれれば」 


 内容はひたすら、謝りたいというものだった。「近くなのでご自宅にうかがう」。いやいや、それは困ると伝えた。たかがシールのこと。手紙はきつくたって、具体的に損害を受けたわけではない。このレベルを「損害」と声高にいう連中も世の中にはいるだろうがそこまで自分を落とすつもりもない。「そんなに怒ってないから、シールを送って」とだけ言った。

「希望者だけに渡す」と指導


 すると、翌日、シールと小包が届いた。お互いの近所にある洋菓子店のフィナンシェ詰め合わせ。手紙が同封してあり、現場には希望する人だけに渡すように指示しているが、お薬手帳を持ってない=シールを発行しないということは指導していない、との内容だった。

切手代82円も同封


 「インフルエンザにかかり、熱が下がってわざわざシールをもらいに行った人間を追い返す」なんてことは、ふつー商売をしていたらやらないだろうし、社員教育以前の問題と突っ込みたいところだけど、たかがシール1枚のこと。正直、ばかばかしくなった。そうそう切手代82円も同封されていた。

このクレーム対応


 それにしても、この危機管理対応ぶりはどうだ。クレームがきたら、菓子折持って謝りにいけ、あとのがたがたを考えると、1000円ほどで済むのだから、それでいいという雰囲気がありありだ。向こうからすれば、わざわざ手紙を送りつけるのだからよほどやばいヤツだと思ったのかもしれない。しかしお薬手帳にはるシールのことでそれだけ熱くなれるヤツってはそうはいないと思う。いや、いたのかな。とすると、面倒くさい世の中だよなあ。

ふつーの対応


 フィナンシェを返すつもりはなかったけど、もらってもちっとも嬉しくない。実際、自分以外誰も食べなかった。ふつーに生きていて、ふつーに対応していればこんなトラブルは起きようもないと思うのだが。

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