2019年11月29日金曜日

殿堂で初めてプロレス見た(その2) 100キロ超えないレスラーの戦い

 いよいよ試合開始だ。特に緊張感はない。第1試合は辻陽太とカール・フレドリクスの対戦。ともに体重が100キロを超えないぐらいの均整が取れた体つき。ロープに飛ぶときの速さ、技のキレ。ジュニアヘビーの試合だが攻守が代わって面白い。ただし、ドスンとくるような威力は感じない。最後は逆えび固めでフレドリクス勝利。へえー、今でもあんな技がフィニッシュになるんだあ。たぶん、豊登とかの得意技だったけど、その後消えた技だと思ったけど、違うのね。


4×4タッグ、内藤哲也が人気


 続いて8人タッグ。その昔は3×3の6人タッグだったけど増えたんだあ。人気の内藤哲也ってレスラーが出るためか、会場がわーわーしている。試合はいきなり場外乱闘。いずれも100キロぐらいの体重か。正直、だれがだれとやってるのかよく分からないが、内藤がギブアップを奪う。やっぱ内藤はスターなんだろうね。


タッグ戦もラグビーW杯風


 もう1つも8人タッグ。面白いのは外人と日本人が同じチームになっている。かつては日本チームと外国人チームの戦いばかり。反則を犯す外国人を最後には日本人チームがやっつけるというシナリオだったが、ラグビーワールドカップ日本代表と同じく、外国人云々はなくなったみたい。まあ、陸上もバスケもテニスもハーフが強いしねえ。なぜかレスラーの1人がTバックビキニのおねーちゃんを連れていた。以前、アメリカのWWEでそんな姿を見たことがあるけど、真似かなあ。

休憩なく、飲み食いは無理


 残り4試合はジュニアタッグ30分1本勝負が続く。ここらで休みが入るのかと思ったけど、その気配はない。トイレ休憩に走る。しかし、こう慌ただしく試合が続いていくと、飲食をしている余裕はない。野球なら応援チームが守りの時間、相撲ならはっけよいの前まで飲んだり食べたりできるけど、食べていたら試合を見逃してしまう。
 ファイターチキンは350円と安い割には美味しかったけど、口に運ぶ間も惜しい。ましてや場外乱闘がしょっちゅう。特別リングサイドで食べ物は邪魔だわ。これじゃ、売れないよね。

なぜか外人が多い客席


 回りを見回してみる。こちら正面にある南側は大型ビジョンが見られるけど、こちらよりかなり上の方がまで座席がある。見る場所としては、こちらでギリギリ。あっちはビジョンを見てるのかなあ。今度は座席。こちらより左側は2列分、全部外人だった。日本に来て、こういう格闘技が面白いのかなあ。体つきなんて、外国人だと見に来てる客の方が立派。というか真ん前のおじさん、もちろん外国人だけど150キロぐらいありそうだった。

タイガーマスクがいた


 ジュニアタッグの1試合目。上村優也、タイガーマスク対金丸義信、エル・デスペラード。タイガーマスクっていたんだあ。何代目か知らないけど。ちょっと小さいなあ。試合開始間もなくアクシデント。マスクを脱がされそうになり、ホントにマスクが壊れてしまう。仕方ないのかリング下に頭を突っ込み、新しいマスクが届くのを待つ。しかし、届いたのは別の色。タイガーじゃなくなっちゃった。


別に立ち見の席


 一方の上村、若くて張りのある体つき。順調に育てば将来のエースになるかも。アマレスからの転向組で大卒だ。それほど大きくないけど、ミドル級ぐらいか。試合は一進一退も最後は上村が負けた。何かの技でギブアップしたか、フォールかは記憶にない。
 ふと見ると、リングの東西にフロアとは別に2階席のような場所があり、立ち見のファンがいた。横断幕が出せるのもこちらみたいだ。ヤジが飛びやすい場所らしいが、下から見ている分にはよく聞こえない。

ホスト風日本人タッグ


 タッグ2試合目。クラーク・コナーズ、TJP対エル・ファンタズモ、石森大二。1試合目同様、チームは日本人同士ということはない。
 3試合目は初めて日本人同士のチームだ。SHO、YOHというアイドル?いやホスト風のきれいな2人。どちらも175センチを超えない。なかなかスピーディーな動きで、女性ファンからの黄色い歓声も多い。ホストコンビが勝利する。


ベテラン田口、ロメロ人気


 最後の試合はロッキー・ロメロ、田口隆祐のコンビ対外人勢。どちらもベテランのようで、どっちが先に出るかもめるなど、なかなかのエンターテイナーぶり。40歳の田口、37歳のロメロ、ベテランらしい試合ぶりだ。ロメロはとても人気らしく、声が何度も飛んでいる。

9時きっちりに終了


 試合は30分1本勝負にしては長く20分を超えている。最後はロビー・イーグルス、ウィル・オスプレイ組が田口から3カウントで勝利。ちょうど9時、測ったような試合終了だった。
 試合後、外人勢がリングパフォーマンス。といっても、英語で言われても何のことやら分からない。すでに先を争うように出口に向かう人がいる。プロ野球も大相撲でも見た光景。電車の時間、あるいは平日ということもあるのだろうが、あんな風に急がないといけないって、何だかもったいないなあ。


観客数1481人


 すべてが終わったのは9時15分ごろ。幕が下りた感じ。どこか寂しい。とはいえ、どんな試合だったのか、誰がどうかっこよかったのか、このころにはほとんど記憶がなくなっていた。スポーツを見るって、臨場感を楽しむ以外、何もないのかなあ。
 この日の観客数は1481人。人気が出ているとはいえ、1500人に満たない興業なわけで、ちょっとしたライブというところか。武道館をはじめ、地方の体育館などもっと大きなキャパだとどういう感じなんだろうと心配かも。


社長はオランダ人


 入場したとき同様、階段を降りて外に出た。出てみると、あっという間に人がいなくなっていた。出待ちとかあったのかしら。
 そうそう、試合開始前、ロビーで「メイ社長と無料で写真が撮れます」と声がけしていた。メイ社長?後で調べてみると、オランダ人出身のビジネスマン。彼が新日本プロレスを立て直したのか。外国人のお客さんが多いのも何となく分かるような気がした。

2019年11月28日木曜日

殿堂で初めてプロレス見た スピーディーな試合ぶり 予想外

 格闘技の殿堂、東京・後楽園ホールにデビューした。平日の10月28日に行われた新日本プロレスの興行。プロレスに興味があるわけではないけど、以前と違ってファン層がかなり変わっていると聞くし、生きている間、1度ぐらいは見ていいかなと思っていた。ふたを開けてみると、巨人や大デブ、凶器反則による血しぶき飛び交う試合は皆無。均整の取れた肉体による空中戦を多用するスピーディーな戦いの場になっていた。これなら女性客も増えるはず。大デブだらけの大相撲はそろそろ考え直さないと。


日曜午後、翌月曜のチケット購入


 プロレスは前から行こうと考えていた。調べてみると、一番人気は新日本プロレス。近場の後楽園ホールを考えていたが、キャパが小さいせいかネットで見ると、平日でもチケットが結構、早く売れるようで、なかなかタイミングが合わなかった。
 ある日、チケットの状態を調べてみると、「指定席」はあまり残ってなかったけど、リングサイド、特別リングサイドは売れ残りがあり、これなら大丈夫と前日の日曜午後、ネットでチケットを購入した。

入場は階段優先


 5時半の開場で5時前に到着。後楽園ホールの入ったビル周辺にはプロレス客と思われる人々が待っている。今までのプロスポーツの経験だと売店はどこも行列。近くのコンビニでホットドッグとつまめるお菓子を購入して、備える。(結果的には不要かも)
 6時を回り、エレベーターでホールがある5階に上がると、狭いエレベーター前にホールにたくさんの人が待っている。ここに人がどんどん上がってきたらまずいんじゃないの?と思って係員に聞いてみると、中に入る客は階段優先です、との答。外に並んでいるとき、ぞろぞろ階段を上っていた人はそうだったんだと納得、エレベーターで下に降り、階段を上った。


びっくり階段の落書き


 驚いたのは階段の落書き。プロレスやプロボクシングの選手の名前や応援、あるいは非難の殴り書きが続く。どうやってあんな高いところに書けたんだという落書きも。この雰囲気、場末感ありあり。男だけスポーツだった時代がそのまま残っていた。コンサート会場とはまったく別世界なのね。
 階段の最後尾は4階ぐらい。で、前の方はすでに入場が始まっているようだった。すぐに列が動き出し、ホールに入った。エレベーターホールに負けないぐらいの狭い入口ホール、売店も窓口が3つほどしかなく、開始前お客さんが殺到したらどうなるんだろうと心配になる。


案外きれいな会場


 会場に入る。あれ、案外きれいじゃん。中央のリング、その周囲のパイプ椅子、それを取り巻く客席。階段やホールに比べると、明るくてきれいに感じる。さっそく自分の席を探すと、北側の最後尾。大相撲の桟敷に比べると、かなり近く、後ろを気にすることがなく見られると良かったなと思う。ただし、椅子は単なる板のベンチ。100均の折りたたみクッションを忘れたのを後悔する。


ビールとファイターチキン


 6時半の試合開始直前に、ビールと後楽園ホール名物のファイターチキン、サンドイッチを購入する。不思議なことにだれも並んでおらず、すぐに買えた。みんなどうなんだろうと思ったが、その理由も後で分かった。
 会場を見ると、男女が半々ぐらいか。カップルも多いし、外人も多い。私の知るプロレスってものすごい怖い男達の集団だったけど、ポスターを見る限り、優男風。だから人気なのか。


シングル1試合、残り6試合はタッグ


 この日は「Road to POWER STRUGGLE ~SUPER Jr. TAG LEAGUE 2019~」第10戦というイベントでシングルマッチ1試合、4×4の8人タッグが2試合の後、ジュニアのタッグ戦が4試合組まれていた。