2018年1月31日水曜日

責めるべきは盗人ハッカー コインチェックは被害者でもある

 世の中、腑に落ちないことばかりだが、最近気になったのは、仮想通貨取引所「コインチェック」からの仮想通貨NEM(ネム)約580億円分流出事件だ。当初の報道を見ていると、セキュリティが甘いなどコインチェックの非難ばかり。仮想通貨の危険性を指摘ばかりしていた。国が処分などの見出しも躍った。しかし、強盗の被害に遭った銀行をふつー非難するだろうか。セキュリティうんぬんよりも、仮想通貨を奪い取った連中を追及する方が先ではないのか。人の財産を奪うハッカーの存在は許してはならないはずだ。つまりこの事件は流出事件ではなく、明らかに盗人による窃盗事件なのだ。


コインチェックのホームページ。謝罪が載っている


数日たって、ようやくまともな報道、どう奪われていったのか


 事件発覚から数日ほどたった31日ごろになってようやく、まともな報道が出始めた。どのように通貨が奪われていったかだ。事件報道の常道として、犯行の手口を伝える方が先だろう。朝日新聞によると、26日午前0時過ぎから不正送金が始まり、約20分で580億円が流出、午前3時前には別の9つの口座に分散され始めた。コインチェックが気づいたのは11時間も後の午前11時25分ごろ。NEMをつくったシンガポールの非営利組織は取引が不正なものと認め、流出先の10の口座を監視。30日の夜にはさらに11の口座に送られていることが確認されている。

仮想通貨は取引データのかたまり


 実はここは大きなポイントなのだ。現金に名前は付いていない。強盗や窃盗で奪われた現金を特定するのは極めて難しい。これに対し、仮想通貨は取引の履歴が書き込まれたデータである。だから、奪われようと、流出しようと、ネット上で追跡されうる。こうした点が評価され、国境を越える通貨として現金に変わろうとしているのだ。もしネット上から消してしまえば、書き込まれたデータも意味がなくなり、通貨としての価値を失ってしまう。

奪っても塩漬けの可能性


 口座の持ち主の特定は困難とされる。しかし、監視されている以上、現金への交換などのアクションを起こせば見つかってしまう。つまり盗んだ仮想通貨は塩漬けの状態になるしかない可能性もある。このことは、奪ったら自由に使える現金とは大きく異なっている。奪われないようなセキュリティは確かに重要だが、流出した取引会社をひたすら非難するという問題でもないのだ。
 

ハッキングの動機は?セキュリティ評価の可能性も


 ハッカーの動機は何だろうか。追跡されやすい、その仕組みを知っていれば、わざわざ捕まってしまうリスクを冒すだろうか。盗み取ったとしても使えないのではまったく意味がない。ハッキングだけが趣味で、あとのことは知らないという連中の仕業ともいえないでもないが。

 先物など、株のような信用による売買がある世界なら、トラブルを起こして価値を下げるという手もあるが、NEMは先物取引ができる市場ができていない。今後、この事件がどう展開していくか、想像も付かない。今は仮想通貨は危険だということだけが叫ばれているが、泥棒野郎が容易に突き止められ、実は安全だったという真逆の結末になる可能性もあるのだ。しばらく様子を見る必要がありそうだ

2018年1月28日日曜日

好決算なのになぜ株価大幅下落 MonotaRO株不思議な動き

 上がると思った人が多ければ上がり、下がると思った人が多ければ下がる-株ってそういうものだと漠然と思っていた。しかし世の中、そんな単純ものではなく、資金力が大きな連中が意志を持って特定の企業の株価を上げよう、または下げようとしているのではないか、そんな場面に出くわすことがある。特に年4回ある決算発表の前後でよく見かける。取引終了後に好決算を発表。その翌日になぜか大幅安になる銘柄。インサイダー取引とは言えないのだろうが、弱小な個人投資家は指をくわえて乱高下に揺さぶられるしかないのだろうか。
 

9期連続で過去最高益を更新


 工場・工事用資材のネット通販「MonotaRO」。モノタロウと連呼するCMは一度ぐらい見たことがあるだろうが、その株価は決算前後でホント怪しげな動きをする。1月25日、2017年12月期の決算を発表。連結経常利益は前の期比24・6%増の118億円と会社計画通りの好決算。18年12月期も前期比19・7%増の141億円の伸びを見込み、9期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。配当も4円増え、1株あたり26円。


8%以上=280円安


 誰しもが、これが明日の株価は上がると信じたはず。取引量の少ない時間外取引でも株価は一時、上昇した。ところが、明けて26日、東証の寄りつきで、いきなり前日比280円安の3555円。9時31分にはさらに下落し325円(約8%)安の3510円まで下落した。MonotaRO株は100株単位で取引されるため、最低でも3万以上の損となる。その後は少し戻したものの、終値は240円安の3595円。「9期連続で過去最高益を更新」の銘柄とは思えない値動きに終始した。

決算発表のたびに起きる下落


 夏の中間決算、秋の第3四半期決算、いずれもこんな値動きをした。好決算が出るたびに大幅下落。おかしなことに、その後は上げ続けている。つまり好決算は下落のためのきっかけにすぎなかった。
 12月期の本決算で起きた下落の原因は18年12月期の連結経常利益が市場予想の150億円に達しなかったことが原因と説明されている。しかし、あくまでも年末のことで9億円程度の差なら追いつきそうだし、場合によっては上回る可能性は大いにある。実際9期連続増収という実績を残しているわけだから。

大きな組織が株価動かす


 想像でしかないが、強力な資金を持った連中、たとえばファンドなどが猛烈な売りを浴びせたのではないか。目的は安く買うためだ。安くなっても、好決算でいずれ上がることを見越したいうわけだ。しかし、こうなってくると、株価を決めるのは企業の盛衰ではなく資金力の大きな短期筋の思惑になってしまう。もちろん長い目で見ると、成長していく企業の株は上がるべくして上がるから、そんな短期筋の動きは気にしなければいいといえば、それだけでしかないが、何者かが自らの思惑で株価を操作できるとしたら、気持ち悪いのは確かだ。それにこのことを公平な市場競争などと呼ぶ気にはならないだろう。

決算発表日間違えた


 ところで、そんな動きを知っているのなら、お前も売ればという意見も出そうだが、残念ながら決算発表日を1日間違えてしまった。昨日の夕方、決算のニュースを見て、失敗したと思った。ただし、決算内容を見て、下がっても大したことはあるまいと思ったが、そんなに甘くなく、中間、第3四半期と同じ暴落に近い下落だった。情報はホントに大事だ。

2018年1月27日土曜日

いろいろと予想外 「最後のジェダイ」 シリーズ物ってこんなものかな

スターウォーズトリオが消えてしまった


  ファミリーヒストリーが早くも終わってしまった。ハン・ソロの死に続いて、ルーク・スカイウオーカーも露と消え、レイア姫はホントに天国に-スターウォーズの再開第2弾「最後のジェダイ」。年老いた往年のヒーロー、ヒロインは舞台から消え去った。さて、「レイ」「カイロ・レン」がそれを次いでいく存在に成長していくのか、あるいは新たなスターを誕生させるのか、第3作に期待をつながせている。to be continuedというか、かつての3部作よりストーリー展開がうまくなったのでは。しかし生き残ったのはチューバッカにC3PO、R2D2とは、なーんかいろいろと予想外の作りでした。


もっとネタバレになるから、見てない人は読まないでね


レイはトリオの関係者じゃなかった、ホントかな


 やっぱ今回の焦点は、再開第1作で登場した、強烈なフォースの持ち主の女性ヒロインレイが誰の子かということ。ダス・ベイダーの後継者たるダークサイドのレンがハン・ソロとレイア姫の息子だったのだから、誰もがレイはルーク・スカイウォーカーの娘だと思ったはず。しかし、ルークに彼女はいなかったので、じゃ、レンのママは誰?とも。

 それがいとも簡単に裏切られてしまったのにはびっくり。ハン・ソロ・レイア姫とレンの家族対ルーク・誰かとレイの家族というような、狭い話にするのは避けたみたい。再開第1作でハン・ソロ・レイア姫とレンをあえて家族にしちゃったわけだから、方針変更でもあったのか。もっとも、「お前は貧しい両親から酒のために売られた」と明かしたのは、レイを動揺させようとしたレン。レイがなぜあれだけのフォースの持ち主なのかはこのままでは説明できず、第3作ではあっさりとひっくり返されるかも。

悪玉の親分がいなくなっちゃった


 キャストも雰囲気が変わった印象。かつてチューバッカとロボットを除けば白人ばかりだったが、前回、黒人のフィンを登場させ、整備士の女性ローズはアジア系。負傷したレイア姫に代わって指揮を執るホルド提督らナンバー2、ナンバー3がいずれも女性。バランスとった配役になったのは、ディズニー制作ということもあるんだろうなあ。

 カイロ・レンがボスと仰ぐ悪の親玉、ファーストオーダーのスノークをあっさり殺しちゃったのにも、「あれあれ」だった。レンがレジスタンス側に寝返ったのかと一瞬思ってしまった。よく考えてみたら、それじゃスターウォーズが終わっちゃう。ただ、悪玉の親分が死んじまった以上、レンがそれに取って代わって悪玉になるのは大変な感じ。何せ、親父のハン・ソロは殺せても、母親のレイア姫を殺すのは躊躇しちゃった、優しい男だから。まあ、ダスベーダーもそんな葛藤をしてる感じだったからいいのかな。いやだからこその親分の存在なんだけどなあ。

次も予想を裏切るかも


 そんなこんなで、サプライズの第2作、第3作はどういう風なストーリーになるのかな。かつてのスターウォーズは作品それぞれが独立した雰囲気があったが、再開後は明らかに連作としての趣が強い感じだ。とすると、次作もきっちり予測を裏切るかも。

 結局、謎として残ったのが、なぜ、ファーストオーダーはどこまでもレジスタンス側を追尾できたのかという点。アクティブ・トラッキングという新技術のことを紹介していたが、そういう装備なら、今までも使えたはず。もしかして内通者?とも思ったが、そういう場面はなし。どこかで重要なポイントを見逃したのかなあ。

2018年1月26日金曜日

桃ジャムってこんなに美味しくなるんだあ 初めての挑戦で成功 

 写真を撮っておけばよかったと少々、後悔しているのが桃ジャム作りでした。昨年夏、思わぬことからたくさんの桃をゲットし、急遽、作ったんです。これが美味しいのなんのって。完成したジャムだけ画像をお届けしますが、皆さんもチャンスがあれば、チャレンジしてみたら?ホントに簡単。トータル2時間ほどでできました。

 きっかけは山梨県甲州市の内田フルーツ農園に桃を買いにいったことでした。こちらにはドライブがてらで夏場1度ぐらい桃やブドウを買いに出かけています。往復高速料金を考えると、ずいぶん高価な桃を食べることになるんですけどね。テレビの取材を受けるぐらい結構、有名な農園で、ブドウのシーズンが始まる前はいい香りの美味しそうな桃が店先に並びます。


傷物の桃をタダでゲット


 丸々と実った白鳳6個入り2500円を買ったのですが、何度か来たことがあると伝えると1割引の2250円になりました。ふと足下を見ると、「ジャム用にどうぞ」と書かれた段ボール箱の中に、少し傷んだ小さめの桃が入ってました。「これでジャム作れるの?」と聞くと、「煮るだけだから」と言われ、残っていた計9個を袋の詰めてもらいました。それにお土産と、傷が付いた桃3個ももらっちゃいました。直売店や道の駅では決して経験できない農園ならではサービス。とはいうものの、桃のジャムなんぞ作った経験はありません。帰る途中、スマホでレシピを検索。砂糖とレモンがあればいいみたいと分かりました。

小さめ5個で800グラム


 夕食後、早速料理開始です。結構、傷んでいるのでこれ以上は放置できないと判断しました。熟した桃なので、皮むきは簡単です。十字に包丁で切れ目を入れ、上下互い違いにひねるだけ。それだけで種は離れ、皮もほとんどむけちゃいます。といっても、私にこの技術はなく、我が家の桃皮むき天才が2、3分で計5個をむいてボールの中に入れました。
 このままでは、形が残りすぎると思って、2センチ角ぐらいに刻みます。重さを量ると800グラムほどありました。小さめ桃1個で果肉160グラムってところですかね。レシピには砂糖30-50%と書いてあります。鍋に移した桃に300グラムほどの砂糖をまぶし、しばらくなじませました。いちごジャムを作るときも同様ですが、砂糖を入れて放置すると、どんどん水が出てきてスープ状になりました。40分ほどこの状態。

砂糖、レモン汁で40分煮込み


 鍋を火にかけ、強火で沸騰させます。あくが出てくるので、何度もすくい出し、スープを透明にします。次はレモンです。レシピでは果肉1キロで50-70CC。レモン1個を絞ると40CCほど取れました。これで十分でしょう。ちょっとずつ、桃に混ぜていきます。後は焦げないように火を弱くし、桃の塊を適当につぶしながらかき混ぜていきます。そんなにこまめにやらなくても、ジャムっぽく見えてきました。味見をすると、レモンの香りと砂糖で味がたった感じもしますが、完成すればおさまると思って無視しました。
 約40分、頃合いを見計らって火を止めます。色はベージュっぽいです。あまり煮詰めすぎると硬くなるので、ほどほどの度合い。結構、果肉がそのままの状態で残っています。 
 冷める前にガラス瓶保存です。煮始めると同時にガラス瓶を煮沸しておきましたが、自分の熱ですでに乾いていました。おたまで瓶の中にちょっとずつ流し込みます。トータルで450CCほどできていました。桃5個だとこれぐらいなんですねえ。ビンが熱くなるので注意が必要でした。冷蔵庫に入れるわけにはいかないので、一晩、そのまま寝かせました。

トーストにぴったり、来年も作りたい


 翌朝、トーストに塗ると、これが美味しいのです。甘さもちょうどぴったり。砂糖の甘さだけでなく桃の香り、甘さも感じることができるのです。ふつーに桃を買えば小さくても5個で1000円以上。ジャムなどにするのはもったいないし、市販の桃ジャムも値段はかなりの高さ。その点、今回は桃はもらった物で、ほとんどコストゼロ。それでいてこの美味しさなのです。久々に満足した思いいっぱいです。来年以降も、タダの桃ゲットという幸運はやってこないかなあ。

2018年1月25日木曜日

エイリアン4のシガニー・ウィーバーはさすがに・・・第1作から18年

 たまたまテレビ東京というマイナーな局で映画エイリアン第1作、2作を見たことで、昔の記憶を呼び起こされ、衝撃的な印象を残したリプリー(シガニー・ウィーバー)のちっちゃなパンツ姿、それから30年以上の年月をへて作られた続編とも言える「プロメテウス」でのヒロイン、ノオミ・ラパスの半ズボンぽい、ガーゼパンツ姿のことを書いてきた。エイリアン3、4はどうだったかなと思ったら、またまたテレ東の昼間映画で4をやっていた。1998年日本公開というから第1作から19年。主演のシガニー・ウィーバーもはや50近くになり、さすがにセクシーなシーンは難しくなっていたみたい。


おばちゃんってのも乱暴だわ

 エイリアン3で死んだリプリーの細胞からクローンを造り、遺伝子に組み込まれたエイリアンを産ませて兵器か何かに使おうという企み。いつものようにコントロールできなくなったエイリアンが宇宙船の乗組員を皆殺しにするというストーリーだ。
 死んだはずのリプリーをクローンでよみがえらせるのは分かるが、いきなり出てきたのがおばちゃんになったリプリー。エイリアンの遺伝子と結合したからといって、成長過程もなくいきなり成人、それもおばちゃんってのも乱暴すぎますわなあ。

ウインドウズ95が登場

 おまけに第1作から200年(いや第2作が50年ぐらいたっていたから250年か)もたっているというのに、あんまり科学的に進歩したとも思えない。ロボットが「モデムが」なんていうのに、思わず笑っちゃった。1997年ごろ、ウインドウズ95が登場して、パソコンを「モデム」で電話につないでいたなあ。ピポパポとかいって、ジーン、ビヨンビヨン、シャーとかいいながら。今だったら無線LANがあるから、表に見える機材は不要だよね。所詮人間の想像力はこんなもんだろうなあ。

Tバックへと進化してた

 話は本題に戻って、セクシー衣装の件だけど、唯一出てきたのが操縦士のおねーさんサヴラ・ヒラードを演じるキム・フラワーズという女優さんが、彼氏に足を撫でられて「気持ちいい」と言いながら見せるTバック姿。第1作から18年の歳月を経て、ちっちゃなパンツはTバックへと進化していた。やっぱ時代は進まなくちゃね。いや200年後だろう、第1作から考えると、現代から大体300年後でTバックかなあ。ちょっと違うよなあ。

クローン羊ドリー誕生が影響か

 公開少し前の1996年7月には、イギリスのロスリン研究所でクローン羊ドリーが誕生。そんな出来事がエイリアン4製作者たちを刺激したに違いない。この映画、ヒットしたという記憶がない。表現がどぎつくなってもサスペンスで、ワンパターンはなかなかきついということだろう。
 

2018年1月24日水曜日

ナイトプール、今年も人気かしら、インスタでビキニ披露

 大きな病気となりすっかり縁遠くなってしまったが、2年ほど前まで泳ぐことが好きだった。大会に出るようなレベルではないが、一応4種目ともでき、体を焼くことも平気だった。だから、プールや海で泳ぎ、プールサイドやビーチで寝っ転がるの至上の喜びだった(大げさか)。時々、ビキニのおねーさんもいたしね。そうした中で昨年夏、話題になったのが「ナイトプールが若い女性に大流行」というニュースだった。美白ブームで焼きたくない気持ちは分かるが、夜になると、結構寒くなる都心のプールが人気とは?


都心屋外プール、夕方は寒いけど

 10年ほど前、東京都心でホテルの屋外プールと言えば、ニューオータニ、オークラ、全日空(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)、東京プリンスの4つだった。ほかのホテルは大半がフィットネスクラブの室内プールでフリーの客は受け入れていなかった。上記4つのホテルプールはいずれもリゾート風のレジャープールで、入場料は平日でも5000~6000円と決して安くはなかったがタオルを貸してくれて、水着以外手ぶらで行けるの売りだった。

 もちろん夏期間限定だが、夏休み前の平日昼間は比較的すいており、縦方向(25メートル側)にすいすい泳げた。客で目立つのは幼稚園前の孫を連れた老夫婦や外人客。夕方になると、徐々に人が減っていき、日が暮れる頃にはプールに入ってる人は皆無だった。それもそのはずで、周囲を高層ビルに囲まれた屋外プールは早い時間から日が当たらなくなり、日が暮れるとデッキにいても寒いぐらい。沖縄のリゾートとはさすがに違うのだ。プールの広さはほかと同じだが、デッキなどのスペースが広いニューオータニでも水に入るとしばらく震えるほどだった。

スタイルのいい女の子ばかり

 ではなぜナイトプールが人気?ネット記事によると、理由はインスタグラムへの投稿だという。インスタで#ナイトプールで検索すると、おびただしい数のビキニの若い女の子の画像が出てきた。東京プリンス、ニューオータニ。残念ながらオークラは改装工事中。著作権に守られたタレントの画像ではなく、世界中に広がることを前提としたインスタにビキニを披露するとは、なかなかの度胸。
 どちらが先かは知らないが、ホテル側もさまざまにライトアップして、インスタ用に撮影するのに目立つ場所をつくったりしているようだ。もっとも女の子たちは皆さん妙にスタイルがいい。タレントの卵のようでもある。東京の都心だからある意味当然かもしれないけど。私に言わせればやせぎすすぎて、ビキニの美しさを100%発揮しているとは言えないが。

美白ブームでも体を見せたい願望は健在だった

 ビキニの女の子と言えば、かつては湘南が聖地だった。美白が当然となった今、湘南や三浦、逗子などでもほとんど見られなくなった。しかし健康な肌を露出したいという若い女の子の願望は健在だったようだ。お目にかかる機会はまずないだろうが、そんな願望が存在することにほっとした気分でもある。

2018年1月23日火曜日

「#belfie」の世界、健康なお尻オンパレード

 ネット世界の中ではもう当たり前の常識になっているかもしれないが、少し前、インスタグラムでハッシュタグ「#belfie」が盛り上がっていることを知った。よーするにお尻を自撮りして投稿するという流行で、アメリカを中心にタレントらもどんどん投稿しているようだ。調べてみると、人気になったのは2015年ごろだからもう3年も過ぎている。ところがなぜか日本でそれほど話題になった記憶がない。投稿大好きな日本人タレントがアップしたという話題も聞かない。体型というかお尻の形の違いなのかと、ふと思う。


お尻と自撮りの組み合わせ、非表示だった


 belfieってどういう意味だろうと辞書をひいても出てこない。当然のことで「belfie(ベルフィー)」とは「bottom(お尻)」「selfie(自撮り)」を合わせた造語のようだ。誰が始めたのかは知らないが、実際に「#belfie」を見てみると、格好いいお尻が次から次へと出てくる。といっても、現在は何か規定違反があったのか、非表示状態になっている。「belfie」のほかのカテゴリーで大きなヒップを見ることができるが。

筋肉が盛り上がり、ドーンのお尻



 とはいうものの、欧米人特に白人を中心にした女性のお尻はホントにすごい。美しいというよりも、筋肉が盛り上がり、前後方向にお尻がどーんという感じなのだ。大きな桃が2つ並ぶというか。モデルのようなやせ形の体型は少なく、どちらかといえばがっちり系。たぶん、近くで見れば、背も高くて足も太く、かなり雄大なヒップで、ボディの迫力に引いちゃうという感じなのだが、画像で見るとやっぱりすごい。黒人ばかりのオリンピック女子100メートル決勝や黒人タレントならよくある感じなのだが、不思議と白人ばかりが登場している。
 面白いのは大半がヌードでないことだ。Tバックやレギンス姿で完全にお尻を見せている投稿は少ない。そうした投稿はどちらかというと素人さん。何人かが並んでお尻を見せていたりする。

日本人は投稿してるかな、扁平だけど


 さて、わが日本というかアジア人とみられる投稿はホントに少ない。巨乳だったり、ウエストが極端に細いことを強調するタレントは数多いが、お尻のことを強調するタレントはあまり見たことがない。たれているとまでは言わないが、扁平なお尻が多いことも事実で、ぐいっと盛り上がったお尻のヌードやビキニ姿を見ることはあまりない気がする。

 そういえば、体操の世界選手権で日本女性選手として63年ぶり金メダルを獲得した村上茉愛。ちょっと丸っこくてゴムまりみたいな体だったけど、彼女ぐらいの筋肉がないと、インスタで人気なっているような尻にはならないだろう。とすると、やせてばかりいる日本のタレントにはちょっと難しいのかな。
 いったいいつ非表示が解消されるのかは分からないが、日本女性も投稿したら面白いかも。そうはいっても、あんな盛り上がったヒップだけが美しいわけではないのだから。


2018年1月22日月曜日

露出が少なめになっちゃった、エイリアン前編のプロメテウス

 1979年公開の映画「エイリアン」の前編とされる「プロメテウス」をDVDで見た。2012年公開だから、第1作から33年。さすがに70歳近いシガニー・ウイーバーは出演していなかったが、宇宙に行ってエイリアンと遭遇し、登場人物のほとんど死んじゃうというストーリーはほぼ同じ。途中、出てくるエイリアンのデザインがイカっぽくなっていたのど、蛇のような別タイプのエイリアンが出てきたのは新機軸か。さて、シガニー・ウイーバーが演じたリプリーの小さなパンツ1枚のセクシー姿。時を経て、どういう扱いになるかと思ったら、ノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロンにベルトのようなブラと小さな半ズボンのようなパンツ姿で登場させた。露出度、大幅にダウンの印象。


40年近く前の第1作はリプリーの小さなパンツ


 第1作、第2作のリプリーの小さなパンツは、当時の映画ファンに衝撃を与えたという。当たり前のことだが、よーするにファンサービスだったのだろう。エイリアンと戦うだけだったら、宇宙船ユニフォーム姿で十分。わざわざノーブラTシャツ、小さなパンツ姿は必要なかったはず。でも、その姿がすごく印象が残った人たちがいたということは、戦略的には間違いなかったというべきか。

帝王切開後もベルトブラと半ズボンで動き回る


 ここからはネタバレ注意。
 その分、ノオミ・ラパスの動きが激しくなる。なんといっても、エイリアンの子どもを孕んだことを知り、手術ロボットに自ら入り、ロボットが帝王切開してエイリアンを取り出してしまう。麻酔と思われる物を何度も体に刺して耐えながら。おまけに切った跡をふさぐのはホッチキス。驚くべきことに、彼女はそのまま立ち上がり、時々激痛に襲われながら、歩いているのだから、ウーン、さすがにやりすぎだよな、これ。この一連の動きの格好がベルトブラと生地がガーゼと思われる小さな半ズボンなのだ。リプリー時代の格好だとこの動きは無理。というか、2012年ごろセクシーなパンツを着せるとすれば、Tバックになってしまうだろうが、それじゃさすがにセクシーすぎるわ。


日本語吹き替えで調べてみたけど


 DVDということもあって、字幕で見た後、日本語吹き替え版で分からないところを確認したのだが、地球を滅亡させるための軍事基地であることがなぜ分かったのか。何故に冒頭、白い巨人は黒い液体を飲んだのか。さらには白い巨人が人類と同じDNAを持っていたのは、人類を作り出したということなのか。なーんか理解できないまま終わってしまった。やっぱ原作を読まなきゃ分からないのかも。

未来なのに変わらぬ武器と懐中電灯


 ところで、空間ホログラムみたいなやつとか、ドローンみたいな小飛行体など「新技術」が登場してきたが、どーも解せないのが、隊員たちがもっているライト。ストーリーの都合上、暗い宇宙基地の中をさらすわけにはいかなかったのだろうが、手に持っているのが結局、懐中電灯ほどの威力しかない。21世紀も後半なのだから、大出力電灯とか空中から照らすとかいろいろ方法はできているはず。それにエイリアン化した隊員を殺す武器が、相も変わらず自動小銃みたいなヤツと火炎放射器。そのころなら、一気に相手を溶かす武器みたいなものがあっても、さほど気にならないと思っちゃうけど。

 監督のリドリー・スコットは2017年9月に最新作の「エイリアン コヴェナント」を公開。主演はプロメテウスと同じノオミ・ラパス。シガニーウイーバーほどの迫力は感じないけど、どう成長していくのか楽しみ。それにしても、自宅のTVで見る映画はつまんないなあ。

2018年1月21日日曜日

たった一度の京都のお茶屋さん遊び 一見さんだとちょっと「うーん」

 観光客の激増で京都がすごいことになっているらしい。外国人観光客の急増で祇園の夜桜ライトアップをやめたり、路線バスが満員で乗れなくなったり。観光の町としては儲かって嬉しい反面、困ってもいるらしい。
 そんな古都のしっとりした風情を代表するのが祇園のお茶屋さんだろう。一見さんお断りで、各界の栄誉を極めたエスタブリッシュメントの男だけが遊べる特別な場所。外国人観光客がいくら金を積んでも日本の文化と日本語が分からない限り、楽しめそうもない遊び。そんなお茶屋さんで一度だけ遊んだことがある。もちろん常連さんになる(なれる)わけもなく、それっきり。面白かった?と聞かれると、「うーん」と答えるしかない数時間だった。

焼酎の湯割りにかっぱびせん


 お茶屋さん遊びは業界団体の研修(実態は観光)旅行に出かけたときのことだった。そもそも、事前の会合でお茶屋さんにつてがあるという話が出たことから、行き先は京都にしようと決まったぐらいだから何とも牧歌的。そのつてというのも本人ではなく、知り合いのお花の先生に連れて行ってもらったことがあるという程度で、何度も連絡を取り店を紹介してもらったらしい。10人ほどの団体だったが1人1万円ということだった。
 夕食を終えて向かったお茶屋さんは祇園の中にあり、1階がカウンター、2階が和室になっていた。あまり詳しい記憶はないのだが、こちらの団体が入った大広間のほかに5、6人用の小部屋があった。女将の案内で2階に上がり、大きなテーブルの周りにあぐらで座る。で、運ばれてきた酒は焼酎の二階堂、おつまみはかっぱえびせんにおかき、というものだった。

通常の和服の芸妓さん 10人に1人では話す余裕なく


 参加者全員が大手企業とはいえ、部長さんでも最低ランクという立場。連絡役が出し物については、支払額を考え、指示したらしい。しかし京都のお茶屋さんで焼酎の湯割りにえびせん、かいな。黒いパンツに白いブラウスの若い女の子が酒をつくってくれる。まもなく芸妓さんが登場した。日本髪ではなく、ふつーの和服姿だ。ちょいベテラン、人気だという。話が面白いことで有名とも言われていたが、対角線で一番遠いところにいた私はなんとなく蚊帳の外。焼酎をちびりちびりと飲むだけ。たった1人の芸妓さんだけでは無理がある。途中から、記念写真撮影タイムとなり女将さんや芸妓さんとのツーショット、スリーショットが続く。50代の男たちがまったくのミーハーだ。時間はあっという間に過ぎ、1時間半ほどのお茶屋さん遊びはお開きに。遊びというのも気が引けるような時間だった。テレビなどでイメージするものともちょっと違う。

女将からおしかり、舞妓さん写真を撮ろうとして


 帰ろうと1階に降りると、賑やかな笑い声。和服姿の常連さんと舞妓さん2人がカウンターで飲んでいた。思わずカメラを向けようとすると、女将さんから「お客さんがいるので」とたしなめられた。「これだから一見さんは」と思われたかも。

グローバルスタンダードの波は?


 さてこれは5年以上前の話。先日、ニュースを見ていると、祇園周辺では舞妓さんが歩く姿をカメラに収めようと、待ち構える外国人観光客があふれかえっている姿を映していた。バッキンガム宮殿で交代する兵士の姿を撮影するのとは意味が違い、あれでは舞妓さんたちはおちおち外も歩けなさそうだ。一般の日本人にとって、舞妓さん芸妓さん、ともに敷居の高い存在だけど、外国人観光客には関係ないんだよねえ。そのうち、紹介なしに入れろって言われるかも。それがグローバルスタンダードとかいって。

2018年1月19日金曜日

快晴の冬の一日、富士山を求めドライブ

 関東南部は12月から1月にかけ、びっくりするぐらい美しい青空になることがある。この時期、生まれ育ったり、転勤で住んだことがある西日本各地は、案外、快晴の日が少なく、朝、晴れていても午後からあっという間に曇ってしまうことも多い。そんな関東南部の快晴の日にドライブした際に見えた美しい富士山をレポート。真っ青な空に白い頂の富士山は本当にきれいだ。

東名足柄サービスエリアで最初の冨士


 東名高速を下っていくと、富士山を真っ正面で見られるところも多い。といって車を停めるわけにもいかない。そこで第1のスポットになるのが下りの足柄サービスエリア。駐車場からでも、見事な冨士が見える。このSAに2階に展望台も設けられており、撮影スポットの1つだ。雪はナイフで生クリームをなでつけたようだ。


東名足柄サービスエリアから

ニュースポット道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」、南アルプスくっきり


 御殿場から新東名に入る。あまり大きな声では言えないが、120キロ出してもまったく早さを感じない気持ちのいいドライブ。富士山はほとんど見えないが。ほどなく長泉沼津インターから伊豆縦貫道に入り、道の駅「伊豆ゲートウエイ函南」に到着する。ふと見上げると、雄大な富士山が見えた。当然ながら、眺望をすごく意識して作られているようで、建物の2階部分が富士山の見える通路になっている。
 通路は国道136号にかかる陸橋につながっているが、実はこちらが最高の眺望スポット。前方に邪魔なく富士山が丸ごと見える。ただし、宝永大噴火の火口が真正面から見え、少し寂しくもある。目をやや左に向けると、なんと雪をいただいた南アルプスの3000メートル級の山々が見える。山梨側から見たことがあるが、静岡側も見えるんだとびっくり。



道の駅函南から

伊豆スカイラインも続々富士山スポット、宝永大噴火跡は気になるけど


 函南から韮山を通り、富士見パークウエイを通り、伊豆スカイラインの韮山峠入口から熱海に向かう。左手にずっと富士山が見えており、パーキングのある「池の向」で車を停め、しばし富士山を眺める。この場所も、宝永大噴火跡がぱっくり。標高707メートルもあり、駿河湾が一望だ。
 伊豆スカイラインをさらに進む。パーキングのある「西丹那」では、「池の向」に比べ、さらに冨士が近く見える。見える方向が同じで宝永大噴火跡は変わらないが。
 以前、御殿場から、箱根スカイライン、芦ノ湖スカイライン、箱根ターンパイクと冨士の眺望を求めてドライブしたが、伊豆スカイラインもなかなかのものだ。季節が限られるけど。2月に入ると、曇りが増え、これだけの眺望が望める日は少なくなる。それが南関東の春の訪れでもある。

伊豆スカイライン 池の向



伊豆スカイライン西丹那

作り付けの引き出しを直す 25年以上前の部品、まだ売られてた

 今年で築25年のわがマンション。さすがに老朽化が進み、作り付けになっている台所の引き出しの一段のレールが壊れた。引き出しは左右の壁の真ん中付近に深さ1センチほどの溝が切られており、箱側に取り付けられたプラスチック製の出っ張りと溝が合わさって前後に滑る仕組み。左右の出っ張り部分が経年劣化か、いずれもがたがたに壊れている上、固定しているねじも落ちていた。さてどうやって修理するか。そもそも直せるのか。

上団はローラーがなくなっている

 ホームセンターでは見つからず



 4段ある引き出しを全部抜いて、出っ張りの状態を見てみた。がたがたに壊れたのは、最下段だが、物の出し入れが多い最上段も、入り口付近にあるローラーが取れて跡形もなくなっていた。出っ張りを取り出してみると、スガツネ 「SB257R-2」という製品番号らしきものが見えた。ググってみると、スガツネ工業という会社のプラスチックレール一段引きという商品と分かった。画像を見ると、まったく同じ物。「これで大丈夫」とひと安心した。ところが話はそう簡単ではなかった。

 汎用品だから大丈夫と思って、ホームセンターに出かけてみたが、引き出しのレール自体がなかなか見つからない。店員さんに聞き、並んでいるところを見たがそれらしき商品はない。「その商品は取り扱いはないです」とあっさり。買ってすぐに修理しようともくろみはあっという間に崩れた。

製造会社は一般顧客に対応せず


 困って本家本元のスガツネ工業に電話してみた。といって、ネットを見ても正確に本社は分からず、(最近、ホントこのタイプが多い)東京のショールームの番号に電話してみた。一般消費者には販売しておらず、買いたい場合は金物屋さんやホームセンターなど店を通してください、と言われる。特殊な商品だし、これまた仕方ないと思い、ホームセンターに出かけて注文可能かどうか聞いてみた。「取引はなく取り寄せになる」と店員さん。依頼しておくと、しばらくして電話がかってきた。商品は1個200円だが、配送料が1700円。取引がない会社だとこうなっちゃうんですけどねえ。「配送料が高すぎるのおすすめはしませんが、それでも買いますか?」。ということで見送り。

アマゾン、楽天よりモノタロウ


 最後の手段がネット検索。最初にやれという声もありそうだが、近所のホームセンターで買えば配送料はただだからと、せこいことを考えてたいた。アマゾン、楽天、モノタロウといずれも商品が見つかった。ただアマゾンは業者の販売で「1つだけ売る」というわけのわからない設定になっており見送り。楽天は送料がイマイチ分かりにくい。最後の頼みと見たモノタロウは1個179円で数量はいくらでも注文でき、3000円以内の送料500円。これだと安心とネットで注文、翌日には商品が届いた。


30分ほどで修理終了


 引き出しを全部抜いて状態を調べたとき、面倒くささそうに見えたが、ねじを外して、プライヤーを使って元のスライドレールを取り外す。そこに新しいレールの2カ所に付いたくいのような物を、元からの穴に押し込むようにして取り付け、元のねじを止めるだけ。1つの作業時間が数分ぐらいで、30分ほどで最上段と最下段それぞれ左右の計4つ分を取り替えた。引き出しは以前のようにスムーズに開け閉めできるようになった。作り付けの家具を修理するなんてかつては想像もしていなかったが、案外できるものだと驚いている。スガツネ工業が25年も前の商品を作って販売していたことも興味深かった。


ニーズが実際あるというのに


 いろんな事情があるとはいえ、スガツネが実際のニーズがあるにもかかわらず、一般の顧客には売れないとか、ホームセンターが取り寄せようとしたらバカ高い送料がかかるとか、もう少し対応の余地があるのではないかと感じた。その一方でアマゾンのビジネス需要進出で危ういと言われていたモノタロウが、たった1つの事例とはいえ、品揃えのよさ、送料の明確化、迅速な出荷など、この領域ではアマゾンを大きく上回るかなりのレベルにあることをうかがわせた。

2018年1月18日木曜日

ジブリっぽいなあ、映画「DASTINY鎌倉ものがたり」

 古都鎌倉を舞台にした映画「DASTINY鎌倉ものがたり」を見た。「三丁目の夕日」同様、西岸良平の原作、監督が山崎貴というコンビの作品。西岸らしいほのぼのとしたファンタジーを予想していたのだが、後半はほとんどスタジオジブリ作品のようだった。日本ではジブリ風の造りがうけるのかもしれないが、独自の工夫がないと飽きられてしまうような気がする。とりあえずネタバレ感想。


現実?編はCGが迫力不足


 堺雅人演じるミステリー作家と高畑充希の新妻役がストーリーの中心。鎌倉では「妖怪やすでに死んだ人が歩き回る」という「鎌倉」独特の世界を展開していく。現実の人間の中に入れるには、いささかリアルさに欠けるCGの妖怪、まあ、そこまではいいだろう。

黄泉の国 ジブリの影響を感じちゃう


 問題は手違いによって高畑充希が送られてしまった「あの世」である黄泉の国。見た人の心象によって形が変わるという黄泉の国は、どこから見てもジブリ映画に登場する雰囲気。高畑をめぐって、堺雅人とあの世の恋敵である天頭鬼の姿形もまたジブリ風。精密な造りでハリウッドにも負けないとの評価もあるようだけど、やっぱどこか違和感があるなあと感じた。おまけに天頭鬼の造形、どこかスターウオーズに登場する異星人たちに似た感じでオリジナリティに欠けてるんだよなあ。
 

高畑充希の新妻、とっても可愛い


 お話は堺雅人が高畑充希を無事、連れ戻して「めでたしめでたし」で終わるけど、展開が激しい映画なので眠気を催すことはなくしっかりストーリーを追えた。そういう意味では面白かったのかもしれない。
 ところで、高畑充希の若妻役がとても可愛かった。それほど美人といえる女優さんではないけど、とても感じがよく魅力的に見えた。こういう役柄に向いているのかも。
 それと、多部未華子主演で、同じく鎌倉を舞台に舌NHKのドラマ「ツバキ文具店」になんか感じが似ていたのは、やっぱ鎌倉という場所がなせる業なのかなあ。

2018年1月17日水曜日

帯状疱疹になっちゃった その3 治癒後も続く感染症

 昨年9月上旬に発症した帯状疱疹は約4カ月がすぎ、何もなかったようになった。ひと安心ではある。しかし、2カ月が過ぎた段階では、右のお尻の下にある患部の痛みはなくなり、偏頭痛やお腹を中心にした節々の痛みはなくなったものの、薄くなったとはいえできものの跡はしっかり残っており、患部周辺はしびれていた。幸い治癒後の大きな問題となる帯状疱疹後神経痛こそなかった。だが、その後起きた体の不調のことを考えると、なんとも辛い病気とあらためて思う。


落ち着いたと思ったら副鼻腔炎


 「帯状疱疹になっちゃった」その1、その2で書いたように、ひどい目に遭ったものの10月初めにはかなり落ち着き、会社にも復帰した。だが、それだけでは済まなかった。やや秋の冷え込みが始まった10月6日の夕暮れから突然、くしゃみがとまらなくなった。何となく背中ぞくぞく。いわゆる風邪の症状だ。くしゃみ鼻水は翌日も続く。風邪をひけば1週間程度続くことはよくあるので、さほど心配していなかった。ところが、治らないなあと感じて10日ほどしたある日、いきなり38度の発熱。そのころには、青っぱながひどく、もしかして副鼻腔炎?懸念していた。というのも、今年に入って2月、7月と2度にわたって発症し抗生物質クラリスの治療を受けていたからだ。3日後、予想通り、耳鼻科で副鼻腔炎との診断を受け、クラリス200ミリの朝晩投与が始まった。過去2回と同様、期待通りの効果で数日後には青っぱなも治まってきた。


次は中耳炎、飛行機に乗れず


 ところが、1週間ほどして右耳の状態がおかしくなった。鼻をかむと耳の中でぐじゃっという感じがする。診察では滲出性中耳炎との診断を受ける。治療としては、まず鼻を治さないとといわれクラリス投与が続く。さらに1週間後の10月31日夜、突然38・4度の発熱。夕方、東京・渋谷でハロウィン騒ぎを30分ほど見たが、昼間から何かぞくぞくしていた。耳に鈍痛がある。翌日の診察では、中耳炎になりかけているとの診断。クラリスからグレースピットという薬に変わった。耳の状態から、空気抜きができないので航空機に乗るとひどいことになると言われ、実家方面で11月5日に予定されていた法事もキャンセルした。

感染症リレー


 帯状疱疹の影響か、免疫力の低下は甚だしいようで、帯状疱疹→風邪→副鼻腔炎→中耳炎とまるでリレーのように発症していく状態には正直、怖くなった。中耳炎もほぼ治まった11月半ば、慌ててインフルエンザの予防接種を受けた。かつてであれば、たとえ中耳炎まで進行しても、大したことはないと放置したものだが、今は肺炎までなったら命取りになると恐怖の日々でもある。

水疱瘡発症の経験はないのに


 それにしても帯状疱疹とはどういう病気なのだろう。幼い頃にかかった水疱瘡のウイルスが体のどこかに潜んでいて、免疫力が低下したら暴れ出すとの説明を受ける。しかし、私は水疱瘡を発症したことはなく、いわゆる不顕性感染。それなのに発症すると、1カ月使い物にならないほどの症状が出て、その後も免疫の低下としか思えない感染症が続く。帯状疱疹を発症した時点で免疫が低下しているのは分かるが、その後も免疫力は回復していないということなのか。とすると、帯状疱疹が治まってもある一定期間、養生が必要ということになる。
 もう一つ感じるのは帯状疱疹になった身近な人たちのこと。がんの治療で寛解となり、ほぼ1年たった60代の患者、ポストの異動でストレスをため込んだサラリーマン、不倫相手と別れた30代の女。こういう人たちが発症している。何となく免疫が下がっていそうなことは想像できるが、そこにどういう理由があるのか、知りたいところだ。

2018年1月16日火曜日

やっぱり空母に改造か いずも型護衛艦

 2017年末の押し迫ったころ、新聞各紙に「いずも型護衛艦の空母化検討」という記事が掲載された。読売が最初に書き、それを各紙が追っかけたという裏話はともかく、「やっぱりこの日がきたのか」というのが正直な感想だった。いずもと同型の護衛艦「かが」が進水したばかりの昨年春、横須賀港に停泊するかがの巨体を見たが、素人目にはどう見ても空母。能力を生かすために遠くない日、必ずリニューアルされると思っていたからだ。憲法9条があり、専守防衛を国是とする国がなぜ空母のような攻撃型兵器を持つのかと、疑念がわくのは当然だ。その一方で海洋進出を目指し、どんどん海軍を強化する中国、そして安倍首相が「国難」と訴える、北朝鮮の核開発。こうした動きを見れば、対抗するには空母保持も致し方ないとする考えもあるだろう。もちろん、国の予算編成時期なのでアピールを狙ったヨタ記事との見方もあるが、やはり気になる報道である。
 
「いずも」と同型の護衛艦「かが」

垂直離着陸機F35Bを搭載?


 各紙の報道によると、2019年から始まる新たな中期防衛計画でいずもを戦闘機が発着できる空母に改修するというもの。垂直に離着陸できる米海兵隊のステルス最新鋭戦闘機「F35B」の運用を想定。改修では短距離滑走で離陸できるよう船首にジャンプ台を増設したり、垂直離着陸時に出る熱に耐えられるよう、甲板の耐熱性を高めるたりすること、管制機能を強化することなどを検討しているという。報道通りとなれば、太平洋戦争の旧日本海軍以来、70年以上の時を経て、戦闘機搭載の艦船が登場することになる。

F35B

日本右傾化の声も


 いずも型は基準排水量約1万9500トン、全長248メートルの海上自衛隊最大の護衛艦。同時に9機のヘリコプターを運用できる。全長248メートルといえば、真珠湾攻撃に出動した日本海軍の空母「赤城」などと同じぐらいの大きさ。当時のプロペラ機と現在の戦闘機の違いはあるとはいえ、ヘリだけのために作ったとはとうてい思えない艦船だ。もともとF35Bの運用を前提に設計されたという説もあり、格納庫と甲板をつなぐエレベーターは同機を乗せることが可能。しかしながら、あくまでも護衛艦というのが、政府の建前だった。
 もっとも、こうした建前を額面通り受け止める関係者はいないだろう。米国は同盟軍として当然のこと知っていただろう。中国、北朝鮮、韓国いずれもが、日本の動きを警戒していたはずで、遅かれ早かれ日本の右傾化だの再軍備だのとの報道や論評が出るだろう。
 
いずも型より一回り小さい護衛艦「いせ」

防衛相は否定するが


 この報道を受けて、小野寺五典防衛相は「F35Bの導入やいずも型護衛艦の改修に向けた具体的な検討は、現在行っていない」と否定。これもまた、防衛省らしいいつも態度で応じたようだ。
 軍事力という周辺諸国に対してデリケートな問題は確かにあからさまな身もふたもないことを言うのは変だろう。
 しかし、誰がどう見ても空母にしか見えない艦船をへり護衛艦とごまかしたところで、余計な不信感を高めるだけではないか。ましてや、ミサイルを他国の上空を平気で飛び越させるような国が現実に現れているとき、以前と同じ態度を示す方がある意味、変だ。「素直にヘリ空母にする。北朝鮮の脅威に対抗するためだ」と言えばいい。まあ、目と鼻の先の隣国の間に空母を浮かべることがどれほどの意味があるかは分からないけど。

またピカドンなんて想像したくもない


 それにしてもだ。北朝鮮というバカ国家。何とかならないものか。核戦争で自滅するのは知ったことではないが、それでも大量の放射能は日本に降り注ぐ。ましてや日本に核ミサイルが飛んできて、ピカドンとなれば、東日本大震災や福島原発事故とは比較にならないぐらいの悲劇が起きる。中ソ両国が国境に機動部隊を並べ、核開発をやめなければいつでも侵入するぞと脅すのが一番だと思うけど。遠く離れたアメリカじゃ、どうも迫力がないわ。

2018年1月14日日曜日

カイガラムシとの戦い、冬こそ正念場 目指せ完全壊滅

 2018年早々、無人となった実家の庭にある夏みかんを収穫した。トータルで80個ほどなっていたが、表面がきれいですぐにジャムにできそうなものは10個ほど。残りはすす病に見舞われ黒い斑点がついていたほか、真っ黒な泥状のものに覆われているなど、できそこないだらけだった。昨年春、幹などで大量のカイガラムシを見つけ枝を落としたり、こそげとったりしてきたが、まったく効果はなかった。ネットなどで調べてみると、カイガラムシとの戦いは冬の間が肝心と書いてある。さて、勝利をおさめられるか正念場だ。
実の近くまでカイガラムシがびっしり

全盛期の6分の1


 夏みかんの木はなかなか優秀だった。実家が無人となった翌年、翌々年は収穫数が300個以上。かなり枝を落とした後も100個以上取れた。しかも、表面に汚れはなく、つやつやと輝いていた。食べるとかなり酸っぱいが、すぐにジャムにできた。ところが2016年に収穫した際は、トータルで全盛期の6分の1の50個ほど、すす病できれいなのは皆無という状態。17年も同様だった。

5年前は300個ほど収穫できた

夏の撃退作戦は完敗


 そこで原因となるカイガラムシの撃退作戦を始めた。茎にびっしりと付いた白い斑点をよく見てみると、フジコナカイガラムシのようだった。このタイプは、成長すると、体の外側がまゆのようなもので覆われており、薬剤は効かないとされている。そこで、もっとも繁殖が活発になる6月ごろ、片っ端からこそげ落とし、カイガラムシびっしりの枝を切り落とした。それで大丈夫かと思ったが全然、甘かった。
 8月に2回、チェックしたが、新たにカイガラムシがびっしり。よく分からないまま農薬をかけてみたが、結果的には何の効果もなかった。木は確実に緑の実をつけており、その数は確実に100個以上あったように見えた。

冬でも活発だった


 寒さが本格的になった11月下旬、さらにチェックすると、やっぱりカイガラムシがびっしり。真っ黒になって明らかにダメになった実も見えた。夏の間が活発とか言われるが、秋になっても冬の初めになっても、変わらないようだ。でもさすがに終わりと思って、年明け収穫したのだが、冒頭に書いたようにやっぱり見るも無惨な有様。昨年よりもひどいかなという気もした。何せ実のすぐそばまで、びっしり取り付いているのだから。

枝落とし、農薬散布 絶対勝利を決意


 正念場という冬の撃退作戦のために、準備を始めている。まず枝落としだ。これはプロに任せようと思ってる。この何年か収穫のために太めの枝も切ったが、かなり枝振りがいびつになっている。カイガラムシは日当たりの悪いところで繁殖するというが、確かに葉や茎が妙に密集した場所がある。以前、プロに切ってもらったときは明らかに元気になった気がする。結構な費用がかかるが、けちるわけにもいかない。
 次が農薬散布だ。マシン油乳剤が効果的と書いてあるが、ホームセンターで探していると聞くと、「カイガラムシとかね」と勝手に教えてくれた。面白いことに、ほかの店に電話で聞いてみたら、品切れと言われた。このシーズンはカイガラムシ対策で商品がよく売れる、だそうだ。マシン油は希釈して噴霧するのだが、どうやって噴霧するのかと聞くと、700円ぐらいの噴霧器を教えてくれた。
 この際だから、荷の矢三の矢も考えている。オルトランという農薬で粒状の農薬を根に散布するタイプは、木に浸透していき、カイガラムシが死んじゃうとか。スプレータイプもあった。店の担当者は、すす病はカイガラムシだけでなく、アリとアブラムシの駆除も大切。葉っぱの裏側までしっかり散布してくださいとのこと。
 ミカンの木は遠く離れた場所にあり、戦闘開始は2月の予定。絶対勝利するぞーと決意している。

2018年1月12日金曜日

男限定イベント、もっとやって つまらない男を減らすために

 先日、福山雅治が年1回やってる男子限定のライブ冬の大感謝祭其の十七「男性限定LIVE野郎夜!!4」を見てきたことを書きました。そこであらためて思ったのですが、この種のイベントに関し、ほかのミュージシャンたち、いやそれ以外でも男子限定のイベントをやってくれないかということでした。女性ファンには差別と言われそうだけど。


文化知らない男量産


 何年も前から言われていますが、音楽にしろ、芝居にしろお客さんの大半は女性です。多くの男たちは仕事に追われ、多少の興味があったとしても抽選に当たるかどうか分からないチケットを頑張って取ろうとはしません。行ってみようかなという気持ちがあっても、そのうち忘れてしまいます。その積み重ねが、文化を知らない貧しい教養の男達を量産してきたのではないか、という気がしてならないのです。

自腹着る男は皆無


 終活と称して、昨年来、大相撲枡席、プロ野球、宝塚、歌舞伎、そして福山雅治と少々高価なイベントに出かけていますが、同僚らに聞くと、そのどれかに自腹を切って出かけた人など皆無なのです。男の場合、こうしたイベントよりスポーツ観戦というイメージがありますが、それでもプロ野球やJリーグに足を運んだという人を探すのはとても難しい。横浜ベイスターズの試合をほとんど見に行ってる男はいましたが、球場はいわゆる熱狂的なファンのみで埋まってるのが実態ではないでしょうか。こちら男が多いでしょうけど。

 そこで女性客が大半を占めるミュージシャンやタレントの男向けライブです。すぐに思いつくのは福山雅治ぐらいですが、そうそうジャニーズのタレントだっていいではないですか。年に1回男祭りをやればいい。もちろん、満員は無理かも知れない。福山だって18000席のキャパで1000以上空いていた。ジャニーズの場合は、いずれ彼らに取って代わろうとする若者が集まるのではないか。それと物見高い、金持ちおじさん達。とにかく機会を作ることが大事だと思うのです。そうしないと、男どもどこも出かけないつまらないヤツになるばかり。

やっぱりライブは違うわ


 こんなことを書くのも、福山のライブに出かけてみて、やっぱライブは違うわと思ったからです。ファンでなくても歌を知らなくても、迫力のある歌声とアクション、お客さんの反応、そうしたものは現場に行かないと知ることができないし、それを感じたからこその楽しさがあると思うのです。
 たぶん、女性達は若いころからそれを知ってしまっている。だから中高年になっても出かけ続ける。一方、そのことを知らない男は、そのまま年を取り、テレビの前の住民となってしまうのではないでしょうか。

ハードル下げてくれないかな


 男達の中には立場上、ライブやスポーツ観戦を特等席で経験してしまう輩はたくさんいるでしょう。しかしそれはいずれも自腹ではない。場合によっては接待客のアテンドでつまらないとしか思ってないかもしれない。
 それではダメなのです。自腹を切って主体的に行かせるようにしないと、楽しさも分からないし、将来につながっていかない。そのために、少しハードルを下げてくれてもいいのではないかと思うのです。そういう意味では福山はえらい。空席ができたことで本人は決して良いとは思っていないはずですが、ニーズとキャパが大体、合ってるぐらいでちょうどいいのです。
 福山の男限定ライブ。まだ先のことだけど、今年はどうしよう。昨年末のライブで福山は「やるぞ」と言っていた。チケット入手が今年と同じぐらい簡単だったら、行ってもいいかな。チケット入手に努力が不要というのは、ホントに気が楽です。

2018年1月11日木曜日

映画「ムーンライト」の世界、やっぱり分からない

 この映画を見た日本人の大半が、首をかしげうなってしまったでしょう。「どう評価していいか分からない」。「アカデミー、どうして?」。2017年アカデミー作品賞の「ムーンライト」を初めて見ました。蔦屋で借りてきたDVDで。比較的、じっくり見ましたが、「やっぱり分からない」というのが正直なところです。


ゲイの映画なのかな?


 いつものようにネタバレ感想です。
 主人公は黒人の少年シャロン。第1部「リトル」では、黒人の同級生にいじめられ、母親からも虐待されるリトルことシャロンの姿が描かれます。彼を助けるのがファンというキューバ出身の黒人の麻薬売人。その彼女でやたらおっぱいの大きいテレサ(ジャネール・モネイ)に心を開いていきます。といって気弱な彼の性格が大きく変わるわけではありません。
 第2部「シャロン」。思春期に成長したシャロンは高校で相変わらずのいじめられっ子。子どものころからの友人ケヴィンには特別な感情を抱いているようで、夜の砂浜で肩を抱かれてキスをされ、股間を触られるシーンが出てくる。射精を思わせるシーンもあり、あらこれって「ゲイの映画なの?」と思ってしまいます。そして、いじめ側にけしかけられ、ケヴィンに殴られるシャロン。誰がやったかに口を割らず、いじめ側の首謀者を後ろからいきなり椅子でなぐり、少年院に送られます。
 第3部「ブラック」では、成長して麻薬売人になったシャロンの姿が描かれます。結局、ファンと同じ道をたどっている。ある日、レストランのシェフとなったケヴィンから電話があり、シャロンが自ら会いに行きます。「お前以外と親しくなったことはない」と気持ちを打ち明けるシャロン。すでに妻と子どもがいるケヴィンと肩を組むところでストーリーは終わります。


変わらなさがテーマ?


 ゲイのいわゆる恋の物語かとも思いました。だとすれば、アカデミー賞にはちょっと辛い。何かを訴える「何か」が絶対あるはずだと思ってネットの評価を見てみました。その中でしっくりした解釈が「主人公」の「変わらなさ」こそがテーマではないのかという見方でした。つまりシャロンとファンとの間には、恐ろしいほど違いがない。貧しい家庭、結局、麻薬の売人になるしかない人生。日本人には想像がつかないかもしれないが、黒人の多くはこうした人生を送っている。大リーガー、プロバスケットなど這い上がれるのはホントひと握り、多くはシャロンのような人生を送るしかない現実があるのだということでした。


オバマも、メジャーリーガーもいるけれど


 だから、ラストでシャロンとケヴィンに心が通じ合ったこと、それだけでも一歩踏み出せた、つまりはそこにアカデミー賞の選考委員達は心打たれたということなのです。
 この解釈が正しいとすれば、日本人に理解することは難しい。水泳とフィギュアスケートを除くあらゆるアメリカのスポーツのスターは黒人だし、ポピュラー、ジャズを聴く限りミュージシャンの主役も黒人。前の大統領はオバマだし、ライスという黒人の頭の良さそうな国務長官もいた。黒人だって優秀な人はどんどん這い上がっている、それが日本人のイメージでしょう。なのに、こういう這い上がれない人たちに黒人を代表させられてもと言われても、でもそれが紛れもない大半の黒人が置かれた立場だとしたら・・・

どこに心打たれのか


 少なくとも日本にはそんな現実はないでしょう。麻薬の売人の息子が売人になるケースなんてあまりにも例外的。やくざの息子がやくざになることはあるだろうけど、それも日本人一般とかけ離れていて、「そんなこともあるさ」で片付けられしまうでしょう。

 ところで、この映画のアカデミー賞受賞に際して、マスコミ各社の評を読んでみると、「美しい映像と音楽、説明を排した詩的な構成で、人種や性別を超えて観客を主人公の内面へ引き込み、いつかの自分を見るような切ない感覚をもたらす」「自分と違う人々を見て、理解し、共感し、つながる映画だ」などの、誠にとってつけたような評価を見ました。そうなのかもしれません。でも私の感受性でそこまで言うのは絶対無理。というか、1時間50分ほど見ていて、共感したりつながったりできるってよほどの作品だと思うけど、そこまではという感じがします。

 さて2017年のアカデミー賞を争ったのは、ミュージカル「ラ・ラ・ランド」でした。プリウスに乗って颯爽と走る女の子と成功するジャズピアニストの恋物語。白人中心で黒人ばかりのムーンライトとはあまりにも違った世界でした。ラ・ラ・ランドはラストについていろいろ解釈はあるでしょうが、基本お気楽な映画です。だからといって、どちらを選ぶかと聞かれたとき「ムーンライト」と答えるのはかなり難しいと思っています。ムーンライトに心打たれた人たちの心象とは何なのか、やっぱり今のところ謎でしかありません。

2018年1月9日火曜日

今にも動き出しそうな人や物 初めて富嶽三十六景を見た

 前々から見たいと思っていた葛飾北斎の富嶽三十六景を初めて一挙に鑑賞することができた。予想より小さくて暗い照明の関係か細部までよく見えなかった。しかし、全部を見てみて1つ感じたことがある。人間の動きの表現が圧倒的なのだ。さまざまなデフォルメが行われているとはいえ、人間の表現に関しては一瞬の動きを切り取っており、まるで報道写真のようでもある。北斎が活躍した十八世紀から十九世紀半ばにかけ、欧米の絵画で人間の動きがある姿をとらえたものなどほとんど知らない。赤富士とも呼ばれ色彩の美しさで世界的に有名な「凱風快晴」や大波の向こうに見える富士山がとても印象的な「神奈川沖浪裏」が世界的に有名だが、今にも動き出しそうな人の表現にそのすごさがあるような気がした。

照明は暗め、表参道の太田記念美術館


 富嶽三十六景を見たのは、浮世絵が中心の東京・表参道にある太田記念美術館。人通りの多い表参道から少し入った2階建てのこぢんまりした美術館だ。小さな受付で料金を払うと、すぐに展示室。まず四角い部屋の2辺に富嶽三十六景十数枚が展示されている。2階に上がると4辺に残りの作品と比較のための作品が並んでいる。照明は結構、暗い。化学的な塗料が日本に入ってくる前の塗料は光に弱く絵を劣化させてしまうためだそうだ。
土日は大変だったかも

 小さなそれぞれの作品をよく見ようとすると、正面に立って目をこらす必要がある。作品横の説明文を読みながらなので、1分ぐらいはかかってしまう。その間、他の人は正面から見ることができない。欧州の絵画ならサイズも大きく、人が鈴なりになって鑑賞できるが、浮世絵はそういうわけにはいかないのだ。「凱風快晴」「神奈川沖浪裏」のようなタイプの絵なら、少し離れても見られるが、人物が多く描かれた絵では、人間のサイズがすごく小さい。平日に訪れ正解。土日だと、まず落ち着いて見ることは不可能だっただろう。

生き生き人の動き 「東海道金谷ノ不二」


 三十六景とはいうが、実際には46枚が作られ富嶽三十六景。次々と眺めているうちに興味を引いたのは、動きが表現された作品群だった。たとえば「隅田川関屋の里」。疾走する馬の姿が生き生きと描かれている。跳ね上がるしっぽ、馬の筋肉などとても写実的。少し離れたところで先頭を走る馬だけ右向きになるなど遠近も表現されている。「東海道金谷ノ不二」は「越すに越されぬ大井川」の様子が描かれているが、川越しの人足など人の数に驚く。しかも、小さく描かれた人間の動きの生き生きさを感じるのだ。


まるで報道写真 一瞬を切り取った「駿州江尻」


 強風に見舞われた旅人の姿を描く「駿州江尻」。上空に舞い上がる懐紙や笠、笠を抑え、身を屈める旅人たち。ここまで巧みに描かれた絵は見たことがない。現代であれば、その一瞬を撮影し、紙に書き写すことも可能だったろうが、あの時代、そんなことはできない。吹き飛ぶ紙の姿などどうやって描いたのだろうか。


印象派は静止画ばかり


 気になって、自宅で昔出かけたパリのオルセー美術館の図録を見てみた。ほとんどはポーズを撮って静止した作品ばかり。辛うじて、バレリーナを描いたドガの一連の作品に動きが見られる程度なのだ。浮世絵は磁器の古伊万里の包み紙として欧州に入り、その美しさに驚愕した人たちの間からブームが起きたとされている。セザンヌ、ゴッホ、ルノワールら印象派の画家たちも驚いたに違いない。東洋の遅れた鎖国の国にはとんでもなく美しい絵が包み紙扱いされるほど数多く流通していたのだから。

2018年1月8日月曜日

ヴィクトリアズ・シークレット、日本飛び越し中国に本格進出 上海に旗艦店

 米国で人気ランジェリーブランド「Victoria’s secret(ヴィクトリアズ・シークレット)」のサイトを見ていて、題字の下にニューヨーク、ロンドンと並んでSHANGHAI(上海)名前が出ていた。日本ですらまともな店舗がないのにどうしたのかなと思ったら、アメリカ、カナダに続いて旗艦店が2017年3月、上海のおしゃれな街、淮海中路にオープンしていた。秋にはファッションショーさえ上海で開かれていた。以前も書いたことがあるのだが、あれだけのブランドなのになぜ日本に進出しないのかと不思議に思っていたのだが、結局日本そのものがあまり好きではなく、進出するなら中国という、アメリカ人らしい発想が根っこにあるのではないかと感じた。うがった見方かもしれないけど、アメリカが日本離れをしていくエピソードの1つのような気がしてならない。


おしゃれでセクシーなランジェリー


 それはともかく、もう20年以上前になるが、ヴィクトリアズシークレット(ヴィクシー)の通販カタログはかなり楽しかった。ランジェリーや水着に限らず、スカートやシャツ、パジャマを含め、とてもセクシーで色合いもおしゃれに見えた。いずれも彼女に着せたいと思うものばかり。値段も手頃だった。現実に通販で買ってプレゼントしたこともあった。ただ、女性に言わせれば、サイズが大きすぎるし、縫製もそれほど良くなかったそうだ。アメリカ製だから仕方ない面もあるが、現代のようなどんどん服を捨てていくファストファッションの時代には、一生物のような技術は不要だということを先取りしていただけのことだと思う。

日本第1号は羽田空港の国際線出国エリア


 1997年ごろ、ニューヨークやワシントンに出かけた際、実際に店舗を訪れた。贈る相手もいなかったので見ただけ。当時、日本にはGAPが進出しており、そのうちヴィクシーもやってくるだろうと思っていた。だが、H&Mやフォーエバー21など、価格お安めの海外ブランドがどんどんやってくる中で、ヴィクトリアズシークレットだけはやってこなかった。一時、アジア進出が伝えられ、2014年9月に、羽田空港国際線出国エリアに日本1号店、その後、関西国際空港、成田空港にも店舗がオープンしたというが、場所を考えれば結局、日本にやってくるアメリカ人、イギリス人向けであって日本人向けではないことが分かる。


上海のおしゃれな街、淮海中路に旗艦店


 そして上海進出だ。淮海中路のビル「力宝広場」にある上海旗艦店は、B1階が姉妹ブランド「PINK」、1階から3階までが「ヴィクトリアズ・シークレット」と、4フロア全てがヴィクシーのショップとなっている。モデルプレスのサイトに掲載されたルポによると、1-3階いずれもにランジェリーがディスプレイされているほか、美容アイテムなども展示され、おしゃれなショップになっているという。

https://mdpr.jp/international/detail/1729058

 オープニングパーティーにはヴィクシーエンジェル(モデルさんたちね)のアレッサンドラ・アンブロジオ、ジョセフィン・スクライバー、中国モデルのスイ・ハ、ミン・シーが勢揃いし、華々しいこけら落としが行われたとか。かたくなに北米中心だった同社が、日本と飛び越え中国をマーケットと考えていることを示している。
 続く11月20日、「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーが、上海で開かれた。このショーは全米で放映され、毎年人気を集めているショーだ。しばらくすると、ショーの模様がホームページにアップされ、華やかなステージを見ることができる。旗艦店オープンにファッションショー。中国への本格進出をうかがわせている。


ワコールより安いけど、中国ではお高め


 今後、どこまで店舗網を拡大していくかは未知数だ。中国メディアのによる下着ブランド人気調査では、1位は北京発のブランド「Aimer(エイマー)」、2位は香港発の「Embry Form(エンブリー・フォーム)」とライバルがいるという。しかも、ヴィクトリアズ・シークレットのアイテムは高いとみられている。カタログやネット販売の値段を見る限り、ランジェリーも洋服も日本のワコールなどよりははるかに安いが、中国では高級品の位置づけ。それでも、東京ではなく上海に進出したということは、それだけマーケットの拡大を望めると踏んでいるためだろう。


欧米ブランド進出先は東京から上海に


 これまで多くのブランドはアジアでは最初に東京に進出することが多かったように思う。しかし、これからはヴィクシー同様、第一選択肢は上海となることが普通になるだろう。それだけ日本の魅力が薄れているということだ。外国人観光客の増加にばかり目が奪われ、おもてなし全盛の風潮が強いが、肝心の日本に住む人たち(つまり日本人)の豊かさを保ち続けなければ、逆に魅力も薄れるのではないか。ヴィクシーの中国進出を知り、そんなことを考えた。

2018年1月7日日曜日

これはいかんよ、すみだ北斎美術館 常設展示がレプリカだけとは

 一昨年11月にオープンした東京のすみだ北斎美術館に行ったのは昨年5月。それぞれ皆さんの評価はおありでしょうが、私にとっては×以外の何者でもありませんでした。わざわざ足を運び、お金を払うのは本物が見られるからです。レプリカという偽物しか展示しないのであれば、レプリカ美術館と銘打つべきでしょう。実際にそういう美術館もあります。墨田区はなぜこんなものをつくったのでしょうか。墨田区の税金でしょうけど、区の皆さん、本当にご愁傷さまです。ったく。

企画展は本物、だから1000円チケット


 JR両国駅前の両国国技館、江戸東京博物館からほど近い場所、隣の錦糸町駅に向かう途中にすみだ北斎美術館があります。金属のようなもので覆った壁面がやたら目立つデザイン。世界的建築家の妹島和世氏の作だそうです。でも、正直、外観のデザインはどーでもいいんです。中身が充実し、次に使いやすいかどうかです。
 1階のチケット売り場では常設展400円か企画展含む1000円かが選べます。ただし、常設展はレプリカと伝えられます。常設がレプリカ?そんなことがあるの?ルーブルがオルセーがレプリカだったら?客は行かないよね、物好き以外は絶対。企画展は「てくてく東海道 ― 北斎と旅する五十三次 」と書いてあります。「そちらは本物」と聞いて迷わず1000円コース。疑問を持ちつつもそこまでは問題なし。


小さな浮世絵はよく見えず


 しかし、エレベーターしか移動手段がないと知り、ややびっくり。今日は平日だからいいけど、土日は大変そう。最初は4階に上ります。よく考えてみると、ワンフロアがオフィスのちょっと大きめ会議室ぐらいしかありません。これで、どう展示と思ったら、大きめの百人一首ほどのサイズしかない東海道五十三次が並んでいます。ガラス張りの展示スペースに。色あせを防ぐためでしょう、室内は暗め。だから、小さな浮世絵は見にくいし、最初はゆっくりだったのが、みんな飛ばして見るようになっていきます。最後の方になると、昇亭北寿(よく知りません)の「東都日本橋風景」という大判錦絵。北斎以外の作品が並んでいたりして、訳の分からないまま企画展が終わります。

悲しきレプリカ「赤富士」「神奈川沖浪裏」


 あっという間に見終わって次は常設展示。錦絵の作り方など展示があります。博物館風ですな。でも、その周囲にあるのはみーんなレプリカです。展示を見ていると、富嶽三十六景で赤富士とよばれる「凱風快晴」や「浮世絵と言えば、これ」というほど世界的に有名な「神奈川沖浪裏」が飾られてました。大型の錦絵ということらしく、大きさもしっかりあり見栄えもします。外国人観光客がみーんな写真を撮っています。でもレプリカです。タッチパネルを触ると富嶽三十六景の画像が見られる情報端末もありました。やっぱり素晴らしいものばかり。でも、この美術館では一つも見ることができないのです。葛飾北斎が90年にも及ぶ長い生涯のうち、そのほとんどをこの地域で過ごしたことから作られた美術館なのにです。多くの客が見ていたのは葛飾北斎のリアルな人形。晩年の北斎が絵を描く姿が再現されていますが、それがどーしたとしか言えません。


区別つかないからこその本物展示


 しかしです、多くの客が見たかったのは本物のはずです。錦絵はいわゆる印刷物。それをコピーで見せるなんて、恐るべき発想、恐るべき馬鹿にした態度にしか感じません。先日、横浜市の神奈川県民ホールで棟方志功作の版画がカラーコピーと入れ替わっている事件が発覚しましたが、いつすり替わったのか分かっていません。それぐらい微妙なもの。だからこそ、美術館が責任を持って「本物」を展示する必要があるのです。
 「富嶽三十六景は本物は持ってないの?」と係りの人に聞きました。すると、ほぼ全部あります」「傷まないようにするために1カ月展示すると1年ぐらい休ませないといけないので展示していません」。しかし、オープンしてまだ半年ではないですか?


外国人観光客に失礼


 平日のせいか、お客さんの多くが外国人でした。レプリカと知ってか知らずか、赤富士の写真を撮っている人を多く見かけました。レプリカと分かっていたら、写真は撮らないよなあと思います。少し前、TBSの番組で地元で建設反対運動が起きていることを紹介していました。地元の誇りなのになぜ?と思ったものですけど、反対の人たちはどういうコンセプトで運営されるのかご存じだったんでしょう。こんな中途半端な存在なら、地元の人への活用を第一に考えるべきでしょう。外国のお客様にも失礼です。

2018年1月6日土曜日

男限定ライブ、福山雅治の野郎夜に初見参 みんなで歌うって楽しい

 昨年(2017年)といっても、ついこの前のことだけど,12月23日、パシフィコ横浜で開かれた福山雅治の冬の大感謝祭其の十七「男性限定LIVE野郎夜!!4」を見てきました。長ったらしい題名ですが、よーするに年1回やってる男子限定のライブ。この年で福山でもないだろうと思いましたが、冥土の土産と、ネットでチケットを申し込んだら当たってしまいました。消費税を含めると1万円を超えますが、ふつーのライブだとまず当たることはないので、こんなものかと購入、2週間ほど前に自宅にチケットが届きました。会社に同僚たちに「ファンじゃないけど行ってみる」と話すと、「パチンコで負けるのと同じですな」と小馬鹿にされましたけどね。、
 結論から言うと、楽しめました。立ち上がって一緒に歌うって気持ちいいです。感動というのとも別物。福山じゃなくてもいいみたいだけど、みんなで歌うってそういう要素があるって初めて知りました。ライブ時間がもう少し短ければもっと良かった。年いっちゃうと、おしっこ近いんだもん。


クリスマスイブイブにぞろぞろ男の行列


 午後5時の開場。4時過ぎに最寄りのみなとみらい駅に着き、クイーンズスクエアに上がるエスカレーターに乗ると、やたら男が目立ちます。クリスマスイブ前日、カップルや家族連れが多そうなものですが、ほとんどが男。パシフィコに向かう通路は,近づくにつれて男だらけになりどこか異様な感じもします。通路沿いには福山が出ているCMのポスターが張られており、ふと見ると「当日券あります」の表示も。「あら満席じゃなかったのね、やっぱり」。



身分証明書は不要


 だらだら歩いて4時半前、入場のゲートに着きました。注意事項に性別のチェックのため「当日は氏名と性別が明記された公的身分証明書(各種健康保険証、年金手帳、パスポート、住民票などのいずれか1つ)を必ずご持参ください」とあったので、パスポートを持っていきましたが、全く不要でした。マジでチェックしていたら、大変なことになるわなあ。というか、性別のある身分証明書って、自動車免許にも載ってないのに、かなり無茶言ってるわ。うん?冗談の世界か?

ステージから一番遠いブロック


 ここで座席が入ったチケットが渡され、ようやく座席が分かります。福山の顔つきのキューピーマヨネーズとライトが付いたリストバンドも渡されます。北E9ブロック、張り出されていた座席表を見ると、ステージから一番遠い感じです。座席を確認して、まずトイレに向かいます。本来のトイレは閉鎖されており、外側に仮設トイレ。びっくりしたのは、各トイレの長い列。全員男なのに、これで女性客がいたら、えらい行列になるなあ、明日以降の通常のコンサートのことが心配になります。

皮切りは「ステージの魔物」


 5時を過ぎ、始まらないなあと思っていたら、遠くのステージの方からなにやら歓声が届いてきました。福山登場の瞬間です。見えないからよく分かりませんが、スポットライトが当たると豆粒のような人の姿。じゃーんとなかなかの音量で曲が始まりました。ライブのスタートです。生まれて初めて聴く曲。大型ビジョンで「ステージの魔物」と確認します。いかにもライブ最初の曲らしい選択です。声の迫力、格好いい仕草、ビジョンで見る範囲だけど、確かに格好いい。スターって人を惹きつける魅力があるんだなあ。
 会場から「うおー」という声が上がってきます。誰かが「プロ野球の歓声みたい」と指摘していましたが、確かにそうです。ライブというよりホームランの時の歓声みたいです。

ほぼ総立ち、でも腕組み


 アップテンポの曲ですが、これがお作法なのか目に見える範囲の全員が立っています。最初からこれだと、おじさんには辛いなあと思いつつ見回してみると、腕組みをして微動だにしない男たちを多く見かけます。なんか遠い火事を見ている感じ。2曲目が始まると、なぜか目の前の3人ぐらいが座っちゃいました。特に2人は結局、最後まで立ち上がりませんでした。サクラか、動員組かなあ。
 4曲目の「想」が終わったところで初めて福山が口を開きます。4回目となる今年の野郎夜には「永遠に」という副題がついているが、その意味は「最後に話す」とか。うーん、どうでもいい話だなあ。

「メロディー」「明日の☆Show」大合唱


 約1時間経過した午後6時過ぎ、福山が「お座りください」と呼びかけます。こちらはもう座っていたけど、ひと息ついた感じ。面白いといわれる福山のお話が始まります。最初は年齢の質問から。20代手を挙げて30代、40代と進みますが、50代以上は一緒くた。ちょっと寂しいかも。続いてお得意の下ネタ「男には童貞か、童貞でないか、2種類の人間しかいない」。
 後半戦に入ります。みんなで歌おうコーナーです。「メロディー」「明日の☆Show」。どちらもテンポがそれなりで音程差が少なく歌いやすい感じ。どこかで耳にしている歌です。歌詞は大型モニターを見れば分かります。一緒に歌っていると、何だか不思議な感覚。連帯感というほどではないのだけど、気分がすごく高揚していくのです。なぜか涙目になってしまいます。もしかしたら宗教の唱和やファシストの集会なども同じような感覚になるのかも。ちょっと怖い感じ。周囲の人たちがそんな感覚になっているのか分からないけど。

2時間過ぎると、ちとつらい


 「漂流せよ」「暗闇の中で飛べ」の新曲を披露。続く「トモエ学園」はテレビ朝日の昼ドラ主題歌で話題です。クライマックスに向けヒートアップしていきます。「追憶の雨の中」もみんなで大合唱。曲に合わせ勝手に光るリストバンドのライトの光の渦で会場が満たされます。
 午後7時半、「あー、おしっこに行きたい」
バンドのメンバーを帰らせ、ギター1本で「虹」を熱唱。もう終わりと思ったら、福山の話が始まりました。「ソールドアウトしないなんて言葉は前世紀に置いてきた」「去年、来た人は来年も来るし、友達も連れてくるって言ったよね」。そんな話が出るのも仕方ないこと。18000人のキャパに対して、「16924人」。2回目に続く満席にはならなかったのです。私は右に1席、左に2席が最初から最後まで空いたままでした。広々しててとっても楽でした。「永遠に」の意味は明かさないまま「来年もやるぞー」でライブは終わりました。

みんな「童貞お守り袋」もらってる


 会場から出ると、半数ぐらいの客が「童貞お守り袋」が配布される出口に殺到していました。もちろん、この日、童貞だった私も。
 トータルほぼ3時間のライブ。終わってみれば、ちょうど良い感じかな。安全上の問題か、信号がある一般道路を通らせるために、パシフィコを脱出できたのは8時半ごろでした。さて来年はどうしよう。生きていたら、行ってもいいかな。でも、それまで別のライブも見ておきたい。第一希望はミーシャだけど、松田聖子も面白いかも。


2018年1月5日金曜日

スーザン・ジョージの思い出、「わらの犬」でオンナに

 バイオレンス映画の巨匠といわれたサム・ペキンパー監督の作品で「わらの犬」という映画がある。1972年の日本公開。主演のダスティン・ホフマン演じるおとなしい数学者デイヴィッド・サムナーが、激しい暴力にさらされ、自ら暴力の世界に身を投じるというストーリーだが、強姦シーンが数分以上も続き、一般の市民が殺し合うという展開は、地方に住む当時の高校生には衝撃的だった。そうした作品の中で妙な存在感を示したのが数学者の妻エイミーを演じたスーザン・ジョージ。それ以前に出演していたのがマーク・レスター「小さな目撃者」のお姉さん役、「おませなツインキー」という青春映画だけに、ヌードだけでなく強姦シーンに至る体当たりの演技は強く印象が残った。わらの犬の中でそんなスーザン・ジョージのエロチックなシーンを振り返ってみた。


めくり上げたスカートの中に白いパンティ


 アメリカからエイミーの故郷のイギリスの片田舎に戻ってきたサムナー夫婦。1970年前後と言えば先進国で学生運動が吹き荒れ、女性がウーマンリブを主張して自由な服装を始めた時代。アメリカで生活してきたエイミーは、ノーブラで田舎町を闊歩する。セーターから胸の突起を見せつける姿は当時の欧米の映画では当たり前。日本で見ることはなかったけど。
 最初のエロチックなシーンは、車から降りようとして、パンストの破れに気づき、スカートをまくり上げて調べる場面。白いパンティがくっきり浮かび上がる。地元の男たちに見られていることを知り「チッ」という表情を見せる。前2作では可愛い女の子を演じていたが、今回は気が強くてわがままなイギリス娘として登場している。決して美形とは言えない顔なのだが、どこか気になるところがある。


ガラス越しにくっきり乳房


 次のシーンは上半身のヌード。セーターを脱ぎ乳房をむき出しにしたまま、ガラス越しに外で作業をする男たちを見るシーン。体を見せつけた上で、挑発するような表情が印象的だ。前2作では想像もつかなかったが、なかなかの巨乳だ。ただ、20歳そこそこにしては上の方にボリュームがなく、ごくふつーのおっぱいだったが、そうした体でもあえて見せるのが当時の女優さんだった。


強姦シーンでオンナのサガ


 ヤマ場の1つともいえるエイミーの強姦シーン。幼なじみに殴られ、ガウンも破られ、パンティはプチッと切り離されしまう。実際、そんなことをしたことはないが、そんなに簡単に破れるものかと不思議に思ったものだ。おまけに極小だ。1970年当時、あんな小さなパンティは日本ではほとんど流通していなかったのではないか。
 挿入したと思われる(上半身しか写していない)瞬間、涙がこぼれるが、不思議なのはその後。まるで恋人と抱き合うように男の体に手を回し、キスをせがむ。最初は嫌がっていたが、セックスによって感じてしまい・・・などという現代であれば一般の映画ではまず許されない描き方がなされている。AVでは当たり前のような表現だが、やはり違和感が残るのだ。スーザン・ジョージは美しい乳房や足は見せるのだが、全裸にはならないのは、そこが当時の限界だったということだろう。 

有名な強姦シーン

テロの時代には牧歌的


 女性への暴力を経て、映画はクライマックスの暴力の応酬へと突入していく。何人いたかは憶えてないけど、ホフマン、スーザン・ジョージ以外、みーんな死んじゃうのだ。撃ち殺されたり、わなにかかって窒息したり。これもまた、なかなか暴力的な表現。ペキンパーさんはホント好きだとしかいいようがない。「わらの犬」という意味合いをめぐって、当時いろいろな分析が交わされたような記憶があるが、ISなどイスラム過激派による意味不明のテロや、アメリカでよく起きる銃の乱射事件、などに比べると、とても牧歌的な戦いのようにも思えた。

日本でいえば石田えり


 ところで、当時の女優さんたちはどこかのタイミングで少女から女へと脱皮していた。このときの、スーザン・ジョージがまさにその瞬間で、可愛いお嬢さんは、強姦でも感じてしまう(男の幻想だけど)オトナのサガを演じる女になった。
 日本ではライザップでダイエットし、56歳のヌード写真集を出す石田えりかもしれない。1978年「翼は心につけて」で病気に冒される薄幸な少女を演じた彼女は3年後の「遠雷」では、永島 敏行と激しいベッドシーンを演じ、20歳そこそこにもかかわらず形の良い巨乳と熟れたボディには、びっくりさせられたものだ。
 ある意味、バストトップを出すことが、女優にとっての大人への階段だったような気がする。関根(高橋)恵子、栗原小巻。時代は違うが、深田恭子や長澤まさみはどこかガキっぽさが抜けない役しかできないのは、そうしたことが理由のような気がしてならない。

2018年1月4日木曜日

アクアライン連絡道路で33キロオーバー、あえなく2万5000円

 何気なくバックミラーを見た瞬間目を疑った。天井で赤色灯を点滅させたグレーの車がぴたりと私の後ろについているのだ。「ええ、アタシ?スピード違反で捕まるの?」と思わず声が出た。場所は東京湾アクアラインの木更津金田インターを過ぎて数キロの連絡道。反則切符を見ると、住所は袖ケ浦市になっている。木更津のアウトレットに向かう車が多いせいか、この場所に来ると、多くの車が木更津金田インターから降りてしまい、車の量が減ってしまう。そんな場所でアクセルを踏み込むこともなく左の走行車線を走っていて、とっつかまってしまったのだ。33キロオーバーで2万5000円。情けないこのトラブルの顛末を紹介すると。

スピード違反は40年以上無縁


 自慢じゃないが、20歳ごろに市街地の40キロ道路で18キロオーバーをしたのが最後で、その後は40年以上一度もスピード違反でつかまったことはない。常に法定速度を守るといったバカな運転をしているわけではないが、流れの中で走ることを心がけており、追い越し車線でぐんぐん飛ばすようなことはまずやらない。それに、日常的に走ることが多い、第3京浜、横浜横須賀、東名、圏央道など通行量が多くて流れも速く、よほどの運転をしない限り捕まることはない。小田原厚木道路だけは70キロ制限ということもあり、かなり慎重に運転しているが。というわけで、今回のスピード違反はまさかまさか、だったのだ。ただ一言いや三言も五言も千葉県警に言いたいが、やっぱ、私のスピード違反摘発はかなり嫌らしい、いや卑怯だろうそれ。

制限速度は80キロだった


 川崎からアクアラインで千葉方面に向かうと、暗くて狭いトンネル内ではよほど慣れていないと、そんなにスピードは出せない。海ほたるをすぎ橋の上に出ても、通行車両は多い上に海ほたるからの合流車もあり、制限速度の80キロを大幅に超える運転は難しい。もちろん東京湾が広がる眺めも良いし、焦って走るのももったいない。
 問題はアクアラインの料金所を過ぎ、連絡道路に入って木更津金田インターを通過したあたりからだ。車の数は減り、走りやすい直線の道路が続く。おぼろげな印象としては少し下っていた感じがする。こうした状態だと、軽くアクセルに足を置くだけで100キロは超えてしまう。私は追い越しをかけようとするつもりもなく、漫然と左車線を走っていただけなのだ。そんな状況だからパトカーに追尾されたときにはびっくりした。違反切符を切ったおまわりさんは、113キロ出てました。この道路は80キロですし、表示もあったはずと説教をたれた。だがしかしである。上記の理由からこの連絡道を80キロにしておく理由が分からない。数キロも走って館山自動車道に出れば制限速度は100キロ。特段複雑な構造でも見当たらないまっすぐな道路なのに。

スピード出やすいことを知ってるはず、そこに覆面パト投入?


 勝手な推測だが、千葉県警はおそらく連絡道がスピード違反を起こしやすいことを知っている。覆面パトを走らせれば絶好の餌食がうようよ走っていることを知っている。80キロ制限守らせようとするなら、通常のパトを走らせドライバーを威圧するだけで十分なのに。しかも捕まるのはよそ者。次に来るときは忘れているかもしれないのに。川崎方面から来るドライバーは首都高の湾岸線を通ってくる。首都高の中では圧倒的に流れが速い。だからよけいでもスピードに対する感覚が鈍くなる。それ故の覆面パトだとつくづく思う。やっぱりいやらしいよ千葉県警。

プジョーの安定性が良すぎることも一因?


 ところで、わが愛車プジョー2008側にもやや問題が。自慢するわけではないが、日本車に比べて高速安定性がかなり良い。113キロと言われて初めて分かったぐらいで実際には90キロぐらいの感覚だった。以前、乗っていた2010年式フォルクスワーゲンゴルフに初めて乗ったとき、日本車に比べ圧倒的だった高速安定性にびっくりしたものだが、100キロを超えたときのそれより、さらに安定性をよく感じる。先日、新東名を走ったのだが、何キロとは言えないもののかなりの高速で安定しているのにはびっくりしたものだ。今回のスピード違反にそのことが多少は関係している可能性もなくはない。