2019年5月30日木曜日

「空母いぶき」見た。日本以外じゃ理解不可能、専守防衛

 トランプ米大統領が空母改造が決まっている自衛隊の護衛艦「かが」を視察したその日、映画「空母いぶき」を見た。自衛隊初の空母を中心にした部隊が、離島を不法占拠し空母機動部隊まで派遣してきた謎の国と戦闘を繰り広げるというストーリー。

 専守防衛、会場警備行動、防衛出動など、日本特有の制度の中で、現場の自衛隊員や政治家が葛藤する姿を描いた映画だった。簡単に言えば、「向こうが撃ってくるまで撃つな」っていうのは、こういう感じなのかな。もっとも、そういう場面って、現実にはあり得ないだろうけど。なんて言いつつ、結構、面白かった。


「大事なのは金儲け」トランプ


 自衛隊の「かが」と「いずも」は日本が戦後初めて持つ空母。空母機動部隊と艦載機による真珠湾攻撃という当時、画期的な作戦を考え出した国が、空母のような攻撃兵器を保持することは、、それなりの歴史的な意味がありそうだと思って、かが船上で演説するトランプを見ていた。だけど、日本がF35を100機以上買ってくれた、って銭儲けの話。この男に、意味などを考える頭はなさそうだ。

横須賀基地に停泊中のかが

以下ネタバレです。



めちゃくちゃでんがな



 そこで「空母いぶき」だ。フィリピン北東部に出現した東亜連邦なる国家が、台湾に近い日本の領土である波照間諸島の初島(仮想みたい)を武装した漁船で占拠。海上保安庁の巡視船を拿捕した上、取り返しに向かった空母いぶき以下の部隊に対して、空母機動部隊で対抗するなど、かなりめちゃくちゃなことをやってくる。


なぜか撃ち返さない


 その上、自衛隊の偵察機2機を撃墜。空母から発進したミグ戦闘機が対艦ミサイルを発射したり、潜水艦が魚雷を撃ったり、と戦争状態になる。これに対し、自衛隊側はミサイルや魚雷を破壊することに終始。敵の戦闘機部隊に対しては、いぶきから戦闘機を発進させ4機を撃ち落とすものの、空母やほかの艦船、潜水艦への攻撃はなし。艦船を撃沈したら2隻で600人も死ぬから、ミサイルは撃たないなんて会話が交わされる始末。
 

敵はミサイルや弾じゃない


 だが、よーく考えてみるとこりゃ変だ。戦闘機も空母も艦船も潜水艦も、みんな日本の艦船をめがけて撃ってきた。ミサイルは撃ち落とすのは当然としても、撃った本体を攻撃するのは誰が考えても正当防衛。ピストルの弾は悪いが撃った本人は悪くないって理屈はあり得ない。


 映画では日本のハイテク防衛兵器が、ほとんどの攻撃を防いだが、たとえ専守防衛の日本であっても、対艦ミサイルと魚雷を撃ちまくり、沈めるしかないだろう。2001年の北朝鮮の工作船事件では、巡視船は機銃掃射で先に撃ってきた不審船を沈めた。北朝鮮はこれに対して、何も言ってこなかった記憶がある。

国連動く


 最終決戦か迫ってくるが、国連が動いて仲裁に入り、戦闘は終結。初島占拠も終わる。これもまたちょっと考えにくいが、まあ、そうでもしないと話が終わらないか。

なぜ援軍送らない?


 もう一つ疑問はなぜ応援部隊を送らないのか。魚雷攻撃などで映画の後半に空母1、護衛艦2の減っている。艦載機も敵が60機(アメリカの空母かよ)に対し15機。こんな部隊を相手にするとき、たとえ専守防衛だとしても、撃ってきた瞬間、巡航ミサイルや本土、沖縄からの航空機攻撃で殲滅するしかないだろう。全艦艇がやられてもおかしくないのだから。

外国人に理解不可能


 原作となる漫画では、相手は中国。占拠されるのは尖閣みたいだが、映画ではさすがに中国にはせず、別の国を造った。海外での商売を考えたのかもしれないが、そもそもこの映画、外国人に理解させるのは無理だ。警備行動、防衛出動に、専守防衛-たぶん、日本以外で理解できる人はいないだろうし、この映画を見てもそんなに攻撃が制約されているなら「降伏するしかないじゃん」というのが、一番、まともな反応だろうから。

 ネットで見ていると、軍事オタクさんと思われる人からこっぴどく酷評されていた。別にリアルを追求したわけでもないだろうし、別に大した話じゃないよーな。問題はそっちじゃないでしょう。

2019年5月28日火曜日

ちょっと寂しい三浦半島、デッキのレストラン閉店

 東京から手軽に行けるレジャースポットの三浦半島。逗子、葉山から城ヶ島へと続く西海岸はビーチに加えておしゃれな店も多く、週末になればレジャー客で賑わうが、ちょっと困るのがランチ。平日、それほどの人出がないせいか、店自体が少なく、昼飯難民になってしまうこともある。そんな西海岸でちょっと残念なのが、レストランに相次ぐ閉店だ。

海の上の食事スペース、「海辺」閉店


 地元だけでなく、関東一帯から来客があった横須賀市の佐島漁港近くの「海辺」。その名の通り、海に面した場所にあり、海の上に造られたデッキも食事のスペースになっていた。いい季節、潮風を浴びながらパラソルの下で食べる食事はなかなか快適。波の強さによっては足下でゴボゴボと音がしたり、しぶきが飛んできたり、結構、ダイナミックだった。しばらく行ってなかったのだが、最近、店が空っぽになっているのを見かけた。
 何年か前、台風でデッキがぼろぼろに壊れたこともあり、改修工事でもやるのかなと思ってネットで調べたら、なんと昨年(2018年)8月26日に「諸般の事情により当店は一旦閉店する事となりました」とのお知らせが出ていた。

http://www.umibe-sajima.com/close



中心がなくなって、ランチ難民多数


 海辺周辺は佐島かねき、はまゆう、MARINE & FARM(マリーンファーム)などのレストランが並び、相模湾の新鮮な海鮮料理が楽しめる場所になっていた。海辺はその中心でもあっただけに、最近見たのは、周辺道路でランチの順番待ちをする多くの観光客の姿だった。海辺は閉店のお知らせの中で「別場所へ移転しての営業再開も検討しており」と書いていたが、海の上のデッキで食べられる面白さが復活したらなあと思う。

「隠れ家」も通常営業終わり


 佐島からさらに南に下った三戸浜にあるBeach Bum(ビーチパム)ダイビングやサーフショップが併設し、小ぶりながらもホテルとレストランもありダイビングプールもあるおしゃれなスポットだった。離合がほとんど無理と思えるほどの狭い道を通る必要があるものの、その分、隠れ家的で面白かった。
 完全に知る人ぞ知る、タイプのレストランだったので、いつまで続くかなと思ったら、2017年にホテル営業が終了、昨年は通常のレストラン営業も終わり、完全予約制のバーベキューレストランになった。


ゼータクを楽しませてくれた


 お客さんがわんさか来るような場所でもない上、この人手不足。なかなか営業の継続は難しかったのだろう。こちらもデッキ部分にテーブル席があり、初夏以降、相模湾の潮風と太陽を浴びながらのランチはホントに心地よかった。もう少し道が整備されていたら、別の展開があったのかも。



 海辺も同様だがデッキでの食事というと冬場はさすがにきつい。ビーチバムは冬期は休み。だから、ある意味、経営側もかなりの道楽という点があったかもしれないが、そんなゼータクを楽しませてくれる店の閉店はやっぱり寂しい。

http://www.beach-bum.jp/hotel/index.html

しまなみ海道で1時間200メートルの渋滞経験

 しまなみ海道は車も少なくいつもスムーズに走れる、そんなイメージを持ってました。過去3度走ったけど、いずれも渋滞なしの快適なドライブ。でも、今回ばかりは違ってました。1時間で進んだのはわずか200メートル。東名や中央道でも経験したことがない渋滞。「いったいいつになったら進むのか」恐怖でパニックになりそうな、困った渋滞でした。10連休中のことなので参考にはならないかもしれないけど、しまなみ海道でもそんな渋滞があるんだあと、皆さんにお伝えしたいところです。


10連休、上り25キロ


 渋滞に捕まったのは5月3日午後7時ごろ。松山市を観光しての戻り、今治からしまなみ海道へ入りました。入る直前、因島北を先頭に大島北まで渋滞25キロとの表示を見ましたが、大したことはないだろうと高をくくってました。
 

大島北付近でピタッと止まる


 大島島内はスムーズに進みましたが、渋滞は突然やってきました。夕暮れとなりました
が、完全に暮れたわけではありません。ハザートランプをつけ、最後尾につけます。少しすれば動くと思ったけど、ピタッととまったままです。5分、10分、15分。動きなし。少し不安になってきました。すると、少し動きました。道路沿いの標識を見ると、100メートぐらいは進んだみたい。でも、そこでピタッと止まります。

口コミも悲鳴、Uターン車も



 また時間がすぎていきます。外はさすがに日が暮れて真っ暗。ネットで口コミを見てみると「橋の上で1時間も動かない「こんなひどい渋滞は初めて」と悲鳴にも似た声が並びます。前の方を見ていたら、数十メートル先で車がUターンしました。中央分離帯こそないものの、対面通行の高速道路。Uターンは道交法違反じゃないの?と思いますが、そうやって引き返す勇気はありません。
 

事故はなし、でも事故と騒ぐネット住民


 時間は刻々と過ぎます。しばらくしてまた100メートルほど動きました。時間は8時を過ぎそうです。1時間で200メートルなんて、目の前で事故が起きて通行止めにならない限り、なかなか経験しそうにない渋滞です。「誰が事故を起こしたんだ」「事故を起こしたヤツは死ね」と事故渋滞を疑う声も多数出ていましたが、結果的にはみんな「ガセネタ」。事故なんぞ起きていません。ネット世界、これだから信用できないんだよなあ。

1時間後、動き出す


 8時を過ぎ、渋滞にはまって1時間過ぎるころ、なぜかゆるゆると動き出しました。制限速度はだいたい70キロぐらい(記憶曖昧)ですが、それぐらいの流れになっています。渋滞はどこに行った?なんで、1時間止まったままなの?と疑問は起きますが、分かりようもありません。数キロ走ったところで、瀬戸田パーキングエリア(生口島)が見えてきました。ほぼ全部の車が、さほど大きくない駐車場へ吸い込まれていきます。当然、トイレ休憩、それに今までのことを考えると、渋滞は続きそうだからです。


制限速度は維持


 ところが、瀬戸田PAを出た後、ほとんど渋滞と思えるようなことはありませんでした。それなりに車が連なっており、ビュンビュン飛ばすというわけには行かなかったけど、制限速度ぐらいのスピードは維持できました。

 いったい、何が起きていたんしょう。しまなみ海道は大半が1車線のため、各島のインターチェンジから流入する車が影響して、あんな渋滞が起きたのかなと予測しています。それにしてもあの渋滞は気持ち悪かった。サービスエリアは今治寄りの来島海峡SAしかなく、PAも瀬戸田と尾道寄りの大浜(因島)だけ。途中、島に降りてもコンビニすらなさそうな雰囲気。皆さん、いっん島で降りて休憩するなど、逃げるに逃げられず、前に進むしかなかったのかもしれません。

主要国道、片側1車線時代を思い出した


 高速道路網が整備される前の時代、国道は1号、2号といった主要幹線でも片側1車線が多く、激しい渋滞が起きていましたが、そんなことを思い出しました。10連休という特殊なケースの出来事ですが、ほかに逃げ道がないしまなみ海道の場合、出入りを自由にするなどもっと柔軟な対応はありではないでしょうか。そうした方が、島々の店が潤うような気もします。

2019年5月24日金曜日

松山城観光に車で出かけるなら 駐車場はちょっと工夫を

 40年ほど前、2年ほど住んだ愛媛県松山市を訪れた。20年ほど前、出張で一度行ったことがあるが、空港→仕事先→空港で、結局、どこも歩かなかった。さて、今回の目的は松山城を見ることだった。住んでいた当時、なぜか松山城の中に入っていない。体力トレーニングと称してほとんど走るように標高132メートルの城のある頂上まで登ったが、お城の中までは行かず。というか、当時、松山城が全国で12しかない、明治維新当時のお城と知らず、文化財にもまるで興味がないため、見学しようとも思わなかったのだ。


ロープウエー商店街って?


 年月を経て観光で訪れてみると、松山市一の繁華街「大街道」と電車通りを挟んで北に延びるロープウエー商店街(昔はそんな名前はなかったよーな)がずいぶんきれいになっていて驚いた。バリアフリー化され、いかにも観光街の趣。10連休とあって、観光客の数も半端なく多い。記憶では、ロープウエーの乗り場はあったものの、寂れた場末の観光スポット。生まれて初めて伊予柑を買ったのは、この通りの果物屋だったような気がする。まだマイナーな果実だった伊予柑。あまりの美味しさにびっくりした思い出がある。

車を停めるなら、電車通りの南側


 くどくど書いてしまったが、本論は(大げさか)車で松山城観光に来たとき、どこに車を停めれば安く済むかというお話だ。結論はちょっとだけ遠くなるが、大街道側に停めた方がお得ということだ。
 観光客の常として、スポットのできるだけ近くに車を停める。ロープウエー商店街から少し入ったところには小さな駐車場がいくつもあるが、いずれも満車。料金は首都圏などとは比べるべくもないが、1時間300円ぐらいだろうか。

夜の方が料金高い?飲み屋街だから?


 前述したように、松山には一応の土地勘はある。満車になっているのを見て、電車通りを挟んだ、大街道側はどうだろうかと考えた。松山一の繁華街だ。駐車場はもっと満杯で料金も高いはずと考えるのがふつーだろう。しかし、松山の特性がある。大街道の東側に広がっているのは飲み屋街なのだ。週末、むしろガラガラになりやすい。

 そこで、大街道の東側、住所で言えば一番町へと車を走らせた。すると、狙い通り、どこの駐車場も空車マーク。料金を見ると、8時から17時までなら70分で100円。びっくりするほど安い。ロープウエー近くの3分の1以下だ。なぜか昼間の方が夕方以降より安く、17時以降は60分300円だった。
 飲み屋街だから当たり前?いやいや、車に乗って飲みに来たらダメだろう、そんなまともな話をしても意味はない。現実として、そうなっているのだから。


1000円近く安く済んだ


 停めたところは電車通りから100メートルほど南側。電車通りの北側がロープウエー商店街なので、遠くなったと言ってもせいぜい100から150メートルでしかない。
 松山城に登って下り、大街道をぶらぶら歩いて計4時間、車を停めたが料金は280円だった。ロープウエー近くに比べ、1000円近く安上がりで済んだ。
 地域によっては、いろいろあるものだ。