2018年2月2日金曜日

ふがいない試合にも怒号なく Bリーグ初観戦

 バスケットのプロリーグ、Bリーグの試合を初観戦しました。横浜ビー・コルセアーズがホーム横浜国際プールに名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎えたゲーム。ルールをあまり知らないので楽しめない時間もありましたが、第4クォーターで大逆転劇があり、結構、スリリングでした。もっとも地元横浜のふがいない試合ぶり、野球とかだったら怒号が飛び交うところでしょうけど、ブーイングもなくあっさりと終わっていきました。まだ熱心なファンの育成はできていないみたいです。

華やかさに欠ける


 午後2時5分試合開始の30分ほど前に到着。ふだん、泳ぎに来ているプールなので勝手知ったるという感じです。駐車場に車の列。プール利用ぐらいなら問題ないだろうけど、ゲーム観戦者用ほどスペースはないよなあと心配になります。
 入口前に食べ物販売の車がたった1台。一番安い2階自由席のチケットを買い入場すると、会議机を並べたような物販売り場に食べ物売り場。ビールはあるものの、売ってるのが菓子パンってのは、さすがに華やかさに欠けます。国技館の焼き鳥が懐かしい-。


入場者4104人


 2階席から見ると、会場はほぼ埋まっています。2階は大半が自由席ですが、一部指定席もあり、座席を示す掲示が見つからずちょっとうろうろ。よく見ると、ぽつぽつと1人分の席が空いており、コートのほぼ真ん中が見える場所を確保します。1人だと楽。ゲームの途中、入場者4104人というアナウンスがありました。後ろの方で話していた関係者らしき人の話だと、ふだんよりちょっと多めとか。

試合開始前の練習

でっかい黒人プレーヤー


 コートではヨコハマブルーのユニフォームを着たビー・コルセアーズと赤のダイヤモンドドルフィンズがそれぞれゴール練習中。双方に黒人プレーヤーがいますが、そのでっかいこと。スマホ調べでいずれも2メートルを超えています。190センチ台の日本選手が小さく見えます。
 チアリーダー「B-ROSE」の華やかなダンス、何だかよく分からないセレモニー(詳しくは後述します)の後ゲーム開始です。
 いきなり横浜の背番号1がスリーポイントシュートを決めます。スマホで調べると、川村卓也でかつての日本代表でした。試合は終始、横浜が有利に進め、20分の休憩がある第2クォーターが終わった前半終了段階では、ダブルスコア近い点差です。

開始直後、川村がシュート

「ディーフェンス」意味分からず


 攻撃しているときは「ゴー ゴー ビーコル」「よこはま レッツゴー」、押されているときは「ディーフェンス」という声が響きます。特にディーフェンスは、最初、何を言ってるんだろう?と理解するのに時間がかかりました。ほかのチームは知らないけど、これがバスケの応援パターンなのでしょうか。
 試合はスピーディーというかよく分からないというか、ゴール下の激しい密集から、あっという間に点が入り、あっという間に攻守が代わります。ファウルも多く、フリースローが決まるかどうかも影響が大きい感じがします。1クオーターは10分ですが、ファウル→フリースローの間は時計が止まるので、前半終了の時点で3時を回っていました。

チアリーダー

休憩時間は地元高校の演奏


 休憩時間は地元の高校マーチングバンドの演奏。地元密着というかローカルというか。全国レベルのプロチームという感じがしません。
 小腹が空いて売店をのぞいてみましたが、後片付けの最中。あまり商売っ気はないみたい。
 休憩が終わり、ゲーム再開、第3クオーターです。何だか眠くなってきました。フロアそばなら迫力で寝てる場合ではないでしょうけど、2階席からはちょこまかした感じで、今ひとつ乗れません。

名古屋、ホームの横浜を大逆転


 ところが、第4クォーターになると状況が一転します。名古屋が猛烈に逆襲、というか横浜はシュートがまったく決まりません。スリーポイントも入らず、名古屋ゴール下ではファウル連発。点数はあっという間に一桁に。残り15秒ほどで、名古屋スリーポイントシュートが決まりとうとう1点差です。そこで横浜がファール。残りが5秒。名古屋はフリースロー2本をきっちり決めて大逆転。反撃の時間は残っておらず78対77で名古屋勝利となりました。横浜ファンではないけど、追いつかれる様子はかなりスリリングでした。
 結構、情けないゲーム展開。ファン(サポーター?)から怒号やヤジが飛ぶかと思ったら、静かなもの。上品なのか、そこまでのファンがいないのか。この負け方だとJリーグなら選手は帰してもらえないでしょう。

2本目のフリースローが決まり大逆転

スポンサー、ファンを無視して記念撮影


 その関係性がよく分からないけど、この日のゲームは緑法人会という組織がスポンサーのようでした。横浜市の緑、青葉、都筑の3区の企業で作る組織というより、3区を管轄する緑税務署傘下の組織みたいで、会場内にはあちこちに確定申告のポスターが貼ってあります。
 スポーツ観戦という楽しい催しに「税金の話かよ」。試合前のセレモニーでお確定申告うんぬん、の挨拶。試合終了後、選手がコートを1周する前に、何と記念撮影。おいおい、金出してチケット買った客に挨拶する方が先だろう、関係者の撮影はすべて終わった後だろう、と心の中で毒づいてました。

最下位横浜、もっと頑張れよ


 そういえば、明らかに動員の客が多いこと。隣の親父は不機嫌そうにずっと座っていて、途中退席。前の席の親子3人は第1クォーターで帰って行きました。何しに来たんだろう。
 ついでにいえば、横浜の黒人助っ人はあまりできが良いとはいえません。リバウンドも取れないし、強引なシュートは大半が外れ。ちなみに18チームあるB1で横浜は中地区6チームの最下位。あの逆転劇はある意味当然だったみたいです。

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