2021年6月12日土曜日

カルガモの子育て、でも厳しさも

  先日、すごいもの見ちゃいました。カルガモのよその子殺人(鳥だと殺害か)未遂です。近所の池のカルガモのヒナが1週間で全滅したため、2駅ほど離れた公園の池で無事、育っているというカルガモ親子を見に行きました。そこでは4組の親子がいると聞いていました。

 訪れてみると、まだふ化して10日ぐらいのひな8羽を連れたご一行様が池でえさを食べていました。ふと見ると、境がある隣の池にはかなり大きめに育ったヒナ7羽のご一行様。

大きくなった方の集団

 しばらく見ていると、小さい方集団のヒナ1羽が境を超えて、大きい方集団のご一行様に近づいてきます。その瞬間、大きい方の母鳥がヒナに襲いかかりました。くちばしでくわえ、一瞬、ヒナの姿は水の中に沈み、見えなくなりました。人間のギャラリーは息をのんで見つめるだけ、何もすることができません。

小さい方の集団

 すると、10メートルほど離れた場所にいた小さい方の親鳥があっという間に飛んできて、大きい方を攻撃しました。ヒナはくちばしから離れ、逃げていきます。親鳥はヒナをガードするように後ろからついて行き、攻撃された親鳥は自分のヒナの方に戻っていきました。

 助けが少しでも遅れれば、食い殺されていたでしょう。カルガモは成長すると、冬の間、雌雄が集団で仲良く暮らしています。それなのに、ヒナの間は、テリトリーを侵すとあっという間に殺されてしまうようです。いやあ、自然は厳しい。

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