2018年4月3日火曜日

カイガラムシ、やっぱり負けか

 先日、伊豆の河津桜を見に行きました。ピンク色に染まった美しい桜。その通り沿いで見かけたのが真っ黄色に熟したみかん。まさにオレンジ色でシミ1つないように見えました。ところがです。今年から本格的なカイガラムシの掃討作戦を始めた、わが実家の夏みかんの木。農薬を目一杯散布したのに、ヤツらは3月に入っても生きていたのです。
 幹にびっしり着いた白い小さな塊。せん定して枝そのものが大幅に減ってしまったのに、結構、びっしり張り付いているのです。この戦いは負け?嫌な予感が頭をよぎりました。


マシン油散布でひと安心と思っていたが


 この2月、カイガラムシ掃討作戦第一段として、シルバー人材センターでせん定してもらい、風通しがよくなったところで、マシン油を噴霧しました。マシン油は機械用の油を水によく溶けるように乳化した農薬です。毒薬的な機能ではなく、油で覆って殺してしまおうというかなり単純な農薬です。枝や葉っぱが大幅に減り、むき出しになった幹に比較的容易に噴霧できました。もう安心と思いました。

1カ月後、幹にびっしり、声を失う


 1カ月後、夏みかんの木を見て目を疑いました。せん定前、カイガラムシがびっしり状態だった幹近くの場所に再び、カイガラムシが見えるのです。貝殻のような白いものに覆われています。越冬した成虫でしょうか。この連中には農薬は効かないと聞きますが、まさにその通りだったようです。こそげ取るしかないようで、枝ごと切り落としました。
 できることといえば、再びマシン油を散布するだけ。滞在中の3日、朝晩と噴霧しました。今後、問題になるのは越冬した成虫より、今後、生育していくであろう幼虫や卵たち。それらが死んでいてくれれば幸いなのですが。


次の観察は4月、結果が怖い


 根っこにまくオルトランDXという農薬もまいておきました。粒状になっていて、2月にまいたものがそのままになっていました。まき方を間違っているのか、あれでは効果は期待薄でしょう。
 夏ミカンの木は春になると、一気に枝や葉が伸びていきます。それに合わせてカイガラムシも成長していくのか。次に見られるのはおそらく4月半ば以降でしょうけど、ちょっとドキドキです。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿