2018年4月13日金曜日

タダの区間日本一「松江自動車道」をドライブ

 無料区間が60キロに及び、日本で一番タダ部分が長い高速道路と言われる松江自動車道を通って松江観光に行ってきました。スタートは広島。レンタカーで軽自動車を借りての往復約400キロの日帰りドライブ。3月上旬とは思えないぽかぽか陽気の中での観光の一方、雪に覆われた中国地方山間部の冬の景色も楽しめました。凍結が怖くて、松江じゃ滞在2時間ほどでしたけど、往復距離を考えると、こんなものかな。


かつては広島-松江5時間以上


 かつて広島-松江間と言えば国道54号を延々と北上するのんびりドライブしかありませんでした。40年前の話をしても意味がない気もしますが5時間以上かかったような記憶があります。その後中国自動車道、山陽自動車道などが開通しましたが、山間部を走るのは一般道路しかなく、松江まで行くのはためらってました。
 そこにできたのが松江自動車道。尾道から北上する尾道自動車道と中国道の三次東ジャンクションでつながっており、広島県東部を南北に走るインフラ的な位置づけになっているようにも感じました。

三次から中国山地横断スタート


 午前10時過ぎのスタートで、広島高速4号、山陽自動車道経由で中国自動車道。三次東ジャンクションまで1時間ちょっとで到着します。いよいよ中国山地横断ドライブへの旅立ちです。ここから無料区間となります。片側1車線の道路で制限速度は70キロ。山間をうねるように走っていますが、急なカーブは少なく走りやすい構造です。ただ、こちらは軽自動車だったので70キロ制限はちょうど良い感じですが、もっとスピードが出る車だとあっという間に100キロぐらい出そう。ということは、追い越しができない分、いらつくドライバーのあおり運転も多そうな気がします。

ぽかぽか陽気も山地には雪


 少し走ったぐらいから道路沿いの雪が目立ち始め、三次東から約40キロの高野ICを過ぎたぐらいが積雪が本格化してきます。道路の左右には雪が積み上げられており、平たい場所では数十センチぐらいありそうです。道路は乾いており、チェーンの必要はなさそうですが、チェーン装着場で車を停め、周りを眺めると、山間部がかなりの雪景色でした。

トンネル連続でやや緊張


 その先は結構なトンネル区間になります。4878メートルの大万木トンネルを筆頭に547メートルの杉戸トンネル、1485メートルの吉田トンネルと続きます。片側1車線と狭いので結構なストレスを感じます。やっとのこと、でトンネルを抜けると右手にそびえ立つような山々が見えました。中央道を下っていくとき、右手に八ヶ岳が見える感じ。あれほど高くはないし、迫力はありませんけどね。

道の駅が休憩場所、料金無料だからいくらでも


 チェーン装着場を除くと、車が停車できるスペースがありません。困ったなと思っていたら、インターチェンジ手前になると、道の駅の案内が出てくることに気づきました。口和IC前では道の駅ふぉレスト君田まで3・3キロ、高野ICでは道の駅たかの、雲南吉田ICでは道の駅たたらば壱番地の案内が出てきます。いったん出たら、高速料金が高くなると勘違いしていましたが、無料だからICから降りても影響はないのです。そこで、道の駅たたらば壱番地ではICから降りてすぐそばにある道の駅に直行。トイレタイムとなりました。後で分かったことですが、サービスエリアやパーキングエリアを作る余裕がなく、これらの道の駅が代わりになっているようです。


あれって比婆山かなあ


 三刀屋木次ICで無料区間が終わり、宍道ジャンクションから山陰自動車道へと入っていきます。この辺りまで来ると、雪の心配は皆無でした。左手に宍道湖を見ながらの快調なドライブ。30分ほどで松江に到着しました。トータル3時間少々の旅。かつてのことを思えば、広島-松江間は大幅な短縮です。松江自動車道が片側2車線化されれば、もっと早くなりそう。
 ところで、途中で見えた山々はおそらくヒバゴンで有名になった比婆山と思われます。標高1264メートル。火山ではないと思われますが、平地から突き立った光景は火山風に見えます。さて、次は松江市内に突入です。


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