2018年1月6日土曜日

男限定ライブ、福山雅治の野郎夜に初見参 みんなで歌うって楽しい

 昨年(2017年)といっても、ついこの前のことだけど,12月23日、パシフィコ横浜で開かれた福山雅治の冬の大感謝祭其の十七「男性限定LIVE野郎夜!!4」を見てきました。長ったらしい題名ですが、よーするに年1回やってる男子限定のライブ。この年で福山でもないだろうと思いましたが、冥土の土産と、ネットでチケットを申し込んだら当たってしまいました。消費税を含めると1万円を超えますが、ふつーのライブだとまず当たることはないので、こんなものかと購入、2週間ほど前に自宅にチケットが届きました。会社に同僚たちに「ファンじゃないけど行ってみる」と話すと、「パチンコで負けるのと同じですな」と小馬鹿にされましたけどね。、
 結論から言うと、楽しめました。立ち上がって一緒に歌うって気持ちいいです。感動というのとも別物。福山じゃなくてもいいみたいだけど、みんなで歌うってそういう要素があるって初めて知りました。ライブ時間がもう少し短ければもっと良かった。年いっちゃうと、おしっこ近いんだもん。


クリスマスイブイブにぞろぞろ男の行列


 午後5時の開場。4時過ぎに最寄りのみなとみらい駅に着き、クイーンズスクエアに上がるエスカレーターに乗ると、やたら男が目立ちます。クリスマスイブ前日、カップルや家族連れが多そうなものですが、ほとんどが男。パシフィコに向かう通路は,近づくにつれて男だらけになりどこか異様な感じもします。通路沿いには福山が出ているCMのポスターが張られており、ふと見ると「当日券あります」の表示も。「あら満席じゃなかったのね、やっぱり」。



身分証明書は不要


 だらだら歩いて4時半前、入場のゲートに着きました。注意事項に性別のチェックのため「当日は氏名と性別が明記された公的身分証明書(各種健康保険証、年金手帳、パスポート、住民票などのいずれか1つ)を必ずご持参ください」とあったので、パスポートを持っていきましたが、全く不要でした。マジでチェックしていたら、大変なことになるわなあ。というか、性別のある身分証明書って、自動車免許にも載ってないのに、かなり無茶言ってるわ。うん?冗談の世界か?

ステージから一番遠いブロック


 ここで座席が入ったチケットが渡され、ようやく座席が分かります。福山の顔つきのキューピーマヨネーズとライトが付いたリストバンドも渡されます。北E9ブロック、張り出されていた座席表を見ると、ステージから一番遠い感じです。座席を確認して、まずトイレに向かいます。本来のトイレは閉鎖されており、外側に仮設トイレ。びっくりしたのは、各トイレの長い列。全員男なのに、これで女性客がいたら、えらい行列になるなあ、明日以降の通常のコンサートのことが心配になります。

皮切りは「ステージの魔物」


 5時を過ぎ、始まらないなあと思っていたら、遠くのステージの方からなにやら歓声が届いてきました。福山登場の瞬間です。見えないからよく分かりませんが、スポットライトが当たると豆粒のような人の姿。じゃーんとなかなかの音量で曲が始まりました。ライブのスタートです。生まれて初めて聴く曲。大型ビジョンで「ステージの魔物」と確認します。いかにもライブ最初の曲らしい選択です。声の迫力、格好いい仕草、ビジョンで見る範囲だけど、確かに格好いい。スターって人を惹きつける魅力があるんだなあ。
 会場から「うおー」という声が上がってきます。誰かが「プロ野球の歓声みたい」と指摘していましたが、確かにそうです。ライブというよりホームランの時の歓声みたいです。

ほぼ総立ち、でも腕組み


 アップテンポの曲ですが、これがお作法なのか目に見える範囲の全員が立っています。最初からこれだと、おじさんには辛いなあと思いつつ見回してみると、腕組みをして微動だにしない男たちを多く見かけます。なんか遠い火事を見ている感じ。2曲目が始まると、なぜか目の前の3人ぐらいが座っちゃいました。特に2人は結局、最後まで立ち上がりませんでした。サクラか、動員組かなあ。
 4曲目の「想」が終わったところで初めて福山が口を開きます。4回目となる今年の野郎夜には「永遠に」という副題がついているが、その意味は「最後に話す」とか。うーん、どうでもいい話だなあ。

「メロディー」「明日の☆Show」大合唱


 約1時間経過した午後6時過ぎ、福山が「お座りください」と呼びかけます。こちらはもう座っていたけど、ひと息ついた感じ。面白いといわれる福山のお話が始まります。最初は年齢の質問から。20代手を挙げて30代、40代と進みますが、50代以上は一緒くた。ちょっと寂しいかも。続いてお得意の下ネタ「男には童貞か、童貞でないか、2種類の人間しかいない」。
 後半戦に入ります。みんなで歌おうコーナーです。「メロディー」「明日の☆Show」。どちらもテンポがそれなりで音程差が少なく歌いやすい感じ。どこかで耳にしている歌です。歌詞は大型モニターを見れば分かります。一緒に歌っていると、何だか不思議な感覚。連帯感というほどではないのだけど、気分がすごく高揚していくのです。なぜか涙目になってしまいます。もしかしたら宗教の唱和やファシストの集会なども同じような感覚になるのかも。ちょっと怖い感じ。周囲の人たちがそんな感覚になっているのか分からないけど。

2時間過ぎると、ちとつらい


 「漂流せよ」「暗闇の中で飛べ」の新曲を披露。続く「トモエ学園」はテレビ朝日の昼ドラ主題歌で話題です。クライマックスに向けヒートアップしていきます。「追憶の雨の中」もみんなで大合唱。曲に合わせ勝手に光るリストバンドのライトの光の渦で会場が満たされます。
 午後7時半、「あー、おしっこに行きたい」
バンドのメンバーを帰らせ、ギター1本で「虹」を熱唱。もう終わりと思ったら、福山の話が始まりました。「ソールドアウトしないなんて言葉は前世紀に置いてきた」「去年、来た人は来年も来るし、友達も連れてくるって言ったよね」。そんな話が出るのも仕方ないこと。18000人のキャパに対して、「16924人」。2回目に続く満席にはならなかったのです。私は右に1席、左に2席が最初から最後まで空いたままでした。広々しててとっても楽でした。「永遠に」の意味は明かさないまま「来年もやるぞー」でライブは終わりました。

みんな「童貞お守り袋」もらってる


 会場から出ると、半数ぐらいの客が「童貞お守り袋」が配布される出口に殺到していました。もちろん、この日、童貞だった私も。
 トータルほぼ3時間のライブ。終わってみれば、ちょうど良い感じかな。安全上の問題か、信号がある一般道路を通らせるために、パシフィコを脱出できたのは8時半ごろでした。さて来年はどうしよう。生きていたら、行ってもいいかな。でも、それまで別のライブも見ておきたい。第一希望はミーシャだけど、松田聖子も面白いかも。


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