2018年1月18日木曜日

ジブリっぽいなあ、映画「DASTINY鎌倉ものがたり」

 古都鎌倉を舞台にした映画「DASTINY鎌倉ものがたり」を見た。「三丁目の夕日」同様、西岸良平の原作、監督が山崎貴というコンビの作品。西岸らしいほのぼのとしたファンタジーを予想していたのだが、後半はほとんどスタジオジブリ作品のようだった。日本ではジブリ風の造りがうけるのかもしれないが、独自の工夫がないと飽きられてしまうような気がする。とりあえずネタバレ感想。


現実?編はCGが迫力不足


 堺雅人演じるミステリー作家と高畑充希の新妻役がストーリーの中心。鎌倉では「妖怪やすでに死んだ人が歩き回る」という「鎌倉」独特の世界を展開していく。現実の人間の中に入れるには、いささかリアルさに欠けるCGの妖怪、まあ、そこまではいいだろう。

黄泉の国 ジブリの影響を感じちゃう


 問題は手違いによって高畑充希が送られてしまった「あの世」である黄泉の国。見た人の心象によって形が変わるという黄泉の国は、どこから見てもジブリ映画に登場する雰囲気。高畑をめぐって、堺雅人とあの世の恋敵である天頭鬼の姿形もまたジブリ風。精密な造りでハリウッドにも負けないとの評価もあるようだけど、やっぱどこか違和感があるなあと感じた。おまけに天頭鬼の造形、どこかスターウオーズに登場する異星人たちに似た感じでオリジナリティに欠けてるんだよなあ。
 

高畑充希の新妻、とっても可愛い


 お話は堺雅人が高畑充希を無事、連れ戻して「めでたしめでたし」で終わるけど、展開が激しい映画なので眠気を催すことはなくしっかりストーリーを追えた。そういう意味では面白かったのかもしれない。
 ところで、高畑充希の若妻役がとても可愛かった。それほど美人といえる女優さんではないけど、とても感じがよく魅力的に見えた。こういう役柄に向いているのかも。
 それと、多部未華子主演で、同じく鎌倉を舞台に舌NHKのドラマ「ツバキ文具店」になんか感じが似ていたのは、やっぱ鎌倉という場所がなせる業なのかなあ。

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